企業概要
国内トップのPRマーケティンググループ。企業・消費者を対象にPR・広告(戦略PR、サイネージ)、プレスリリース配信(ニュース、ビデオ)、ダイレクトマーケティング、HR、投資の5事業。主力のPR・広告事業は顧客企業によるメディアを活用した生活者とのコミュニケーション戦略を総合的に支援、ビデオリリース配信・メディアCMSサービスを提供。戦略PR(コストを抑制したPR)、デジタルマーケティング活用に取り組む。PR・広告事業の新サービス(タクシーサイネージ、車載モビリティサイネージ、喫煙所サイネージ)、アドテクノロジー分野、パートナー企業と提携した新サービスに注力。ニュースリリース配信はサイト「PR TIMES」<3922>を中心に8万7千社の利用企業社数を獲得、ダイレクトマーケティングはD2Cブランドの販売。PR TIMES<3922>を子会社に持つ。2015年面白法人のカヤック<3904>と業務提携。2017年マガシークと古着買取サービスで提携。2018年人事評価のあしたのチームを子会社化。2019年ソニーネットワークコミュニケーションズと合弁会社「SoVeC」設立。2022年MasterVisionsを子会社化。
業績から
- 本決算では増収増益を達成
- 営業利益は前年比で+10%ながら、純利益は+47.7%
- 2Qで計上した貸し倒れ引当金7.5億を計上してなのでかなり頑張ったということか
- 4Q単体では売上は+12%ながら営業利益は前年度3倍以上の+223%に。四半期としても始めて営業利益が30億を超える。
- 広告費の投下タイミングコントロールしながらダイレクトマーケティング事業が4Qで利益として10億以上稼ぐ
- 利益面では全セグメントで黒字
- 貸倒引当金が発生したPR・広告事業以外は前年比もプラス
指標値から
- PERは10倍台でバリューよりの水準。
- M&Aや新規投資も多く利益面は特損等で不安定なところが評価されない理由か?
- 事業も増えコングロマリット企業となっている点も評価が伸びない一因?
- ROEは中期計画目標では安定的に25%以上を目指すとのこと
- 今期も予想利益が出れば上記を達成
チャートから
- 2018年頃をピークにそれ以降は1200円前後のボックス圏に
- 最高益を更新しているためもう少し上を目指してくれてもいい気もするが…
定性的な面から
ポジティブ
- 全事業で好調を維持
- プレスリリース事業については特に好調
ネガティブ
- 貸倒引当金の回収目処がたったのかが不明
- PRリテナー契約数が思った以上に伸びていない
- 2023/2時点では今期の目標は1120社だったはずだが…
その他
- 中期経営計画では2026/2で営業利益は100億目標
- JOB TVが本格的に利益に寄与するのは2、3年後くらいから?
- 広告や投資のタイミング次第で四半期ごとの利益は大きくブレる傾向にある