企業概要
人材支援サービスグループ。セールス(販売支援スタッフ派遣・請負)、コールセンター(オペレーター派遣・請負、BPO)、ファクトリー(作業スタッフ派遣、製造・検査・梱包請負)のアウトソーシング業務を営む。サービスブランドを「WILLOF」に統一、カテゴリーに特化した人材ビジネスを展開。中核会社のウィルオブ・ワークはモバイル端末販売や通信会社向けコールセンター、ウィルオブ・ファクトリーは食品製造業に特化したサービスを提供。ハイブリッド派遣(常駐正社員と派遣スタッフをチームに派遣、常駐正社員が就業管理や現場管理をサポート)とカテゴリ特化型人材派遣(スペシャリスト育成)。その他、医療・介護分野における介護士派遣・紹介事業や技術者派遣、スタートアップ人材支援。海外はシンガポールやオセアニア地域で人材派遣・人材紹介サービスを展開。2018年東北地方中心に建設技術者派遣のC4社を買収(34億円)。2020年子会社のフォースタートアップス<7089>がマザーズへ上場。2021年子会社ボーダーリンク(外国語指導助手派遣)がレアジョブ<6096>と資本業務提携。
業績から
- 微減収ながら二桁の大幅減益
- 特に販管費率が上昇して利益率を圧迫
- 子会社売却益7.8億円を計上した上であることを考えると今期の今後についても利益面は厳し目か
- 国内Wroking事業は売上は微減ながら利益は2億ほど増加
- 上記の子会社売却益7.8億円があるため利益も実質減益
- 海外Working事業は売上維持ながら利益は半減
- 利益率の高い人材紹介の急減速なものの逆に人材派遣は好調
指標値から
- PERは8.7倍とバリューではある
- 今期の業績を考えると妥当な水準
- EV/EBITDAも4.3倍と割安水準ではある
- 再度成長基調にならなければ妥当な水準かな
- ROEは25%程度とまだ効率はよい
- ROICは11.44%と過去より少し悪化
定性的な面から
ポジティブ
- 重点項目の建設領域は順調に推移している模様
ネガティブ
- 海外の反動減は今後戻るか?
- 国内Worksのセールスとコールセンターは軟調
その他
- 先行投資を続けているが将来の売上増に繋がるか?
- 期初の予想や中期経営計画(2026/3目標)を考えると数年は厳し目の業績か
- 配当は44円をベースとする累進配当なためそれが株価の下支えに