みやびの館@株式投資(別館)

みやびの館@株式投資

長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【決算分析】3393 スターティアHD(2026年3月期決算)

企業概要

中小企業向けクラウドツールベンダー。DXソリューション(SaaSツール群「Cloud Circus」)、ITインフラ(ネットワークインテグレーション&クラウド)、ITベンチャー投資を営む。主力のマーケティング営業支援ツール「Cloud Circus」はSaaSツールをID統合・連携した情報発信サービスツール群。見込み顧客化・商談化ツール「BowNow」(1万4千社以上で実績)、電子ブック作成ツール「ActiBook」(出版社向け国内トップ、2万社以上で実績)やAR作成ツール「LESSAR」など。CMSをはじめとしたWebアプリケーションの販売とWebに関する受託制作・開発。オフィスワーク業務を自動化するソリューション(RPA)関連ビジネスを推進。2018年持株会社化(5事業会社設立)、ITサービスのアジアクエストと資本業務提携。2020年ファイル暗号化サービスのDataClasysと業務提携、新電力サービス「ビジ助でんき」の販売を開始。2021年子会社スターティアラボはクラウドサーカスに商号変更。2024年ウィルズ<4482>と業務提携。主要取引先はオリックス。

業績から

  • 一桁増収、二桁増益と安定して好調
    • 四半期単独では営業利益面は35%の増益
  • 通期の業績修正あり。売上、利益面共に上方修正
    • ただし、売上については期初予想の数字にわずかながら届かず。利益面は10%近くの上振れ。
    • 上方修正に合わせて期末の配当を81円から91円に再度増額。期初から+20円の増額。

  • ITインフラ事業の売上、利益は堅調増
    • 取引社数は横ばいだがARPUが伸びて売上増に


  • DXソリューション事業の売上は堅調増、利益は大幅増
    • 取引社数は横ばいだが複数商材取引先が増加
    • 解約率は1.4%と低位安定


  • 今期は純利益面はほぼ横ばいであるものの、売上、営業利益は安定成長
    • ストック性が高いので売上や利益の安定感は高い。ただし、成長性を考えるとやや物足りなくもある。


指標値から

  • PERは10.92倍ともともと割安水準
  • ROEは29.00%と高水準。ROEに関しては20%オーバの水準を維持
  • 配当利回りは前期配当を維持して5.29%と高配当
    • 前期は記念配8円があったので実質8円の増配

チャートから

  • 配当4~5%くらいの株価となるボックス圏で右肩上がりで推移している感じ
    • 今期の配当で5%を超えたため、株価的にはこの水準は維持できそう

その他コメント

  • 連結ベースの配当性向 55%からDOE13%を目処に変更。累進配当とする方針は維持。

  • M&Aをもう少し頑張ってもらいたいが…
    • シナジーが見込めなかったり、高く買っちゃうのはあかんけど基本方針の条件では厳しくなってきたなら一回チャレンジしてみるのはありかもと…は思う


  • 新中計では売上はちょい未達だが、利益面はきっちり超えてきているため判断に少し迷う


  • AIのSaaSに対する脅威については、今のところはこんな感じではあると思っている
    • 中小企業にはITリテラシーの高いAI人材がいない可能性が非常に高いのでサポートが強い外部を活用はマストだと思う
      • 大手企業でも外部を活用したほうが効率的ではあるものの、外部を活用して内製化を進めるという形になるのかな…

【決算分析】4054 日本情報クリエイト (2026年6月期第3四半期決算)

企業概要

不動産テック会社、宮崎県都城市本社。不動産業界向けに特化したITソリューションを開発、日本全国の不動産会社に仲介と管理のソリューション・サービス(業者間流通、賃貸管理、業務・仲介支援)を提供。不動産会社の各業務に沿った製品・サービス(物件仕入・共有、広告・集客、申込・契約、物件管理・家賃管理、入居者・オーナー管理)をワンストップで提供。仲介ソリューションは業者間物件流通サービス「不動産BB」、仲介業務支援サービス(ホームページ集客、物件データ連動、不動産ポータルサイト)の非対面仲介サービス。管理ソリューションは管理業務支援サービス(仲介から管理業務のオンプレミス&クラウド版「賃貸革命10」)と入居者支援・オーナー支援サービスを提供。不動産領域におけるプラットフォーム構築、テレワーク・非対面業務へ対応したサービス拡充を推進。2021年東京電力GのPinTと不動産賃貸サービスで業務提携、「電子契約サービス」販売開始。2022年リアルネットプロを買収(17億円)。

業績から

  • 一桁増収ながら-40%(合併の影響を除いたら-35%)の大幅減益
    • 3Q単体では20%増収の8%増益と成長性が回復基調に見えるが…
  • 通期予想に対する進捗は売上が65%、営業利益は36%と特に利益は軟調
    • 3Qで営業利益率が大分戻ってきたものの、昨年度と比較して3Qを含めて原価率が大きく上がっているのでその影響は大きい
      • 賃貸革命11の減価償却が始まった影響?(リアプロとリアプロBBの再統合のコストも入ってるかも)
    • 会社的には邁進とあるが、賃貸革命11の本格導入により売上はまだ可能性ありそうだが営業利益の4Q単体7.5億は流石に…
      • 現実解として4Qに昨年度くらいの営業利益率に戻ったと仮定しても9億くらいでフィニッシュかな~。去年並み(10億)まで営業利益が戻っただけとしても4Q単体の利益としてはかなりすごい


  • ストック売上、MRRは共に堅調
    • 解約率も0.5%と相変わらず低位安定


  • 無償、有償サービス共に増加傾向


指標値から

  • PERは10.3倍、EV/EBITDAは5.6倍と完全に収益バリューの水準
    • 未達による下方修正がありそうなので指標的にはもう少し上がるかも
  • ROE、ROIは17.05%、16.26%と比較的高効率
  • 配当利回りは株価下落とともに更に上がり2.20%。ただ、他に高配当はゴロゴロしているので配当だけで考えると平凡水準ではある
  • 自己資本比率は69.0%まで改善
    • 流動比率は112.2%とぼちぼちの水準であるものの、固定資産にソフトウエア関連とのれんが20億程度計上されているのでそこまで安心安全ということではなさそう

チャートから

  • 3Qの決算を受けて更に下落
    • 下方修正警戒のさらなる下げ…

その他コメント

  • リアプロBBへの再統合については触れられておらず
    • 決算説明で3Q中に発表ゆうてたのでどうなったのか。また再延期?と思いつつ、失敗するよりはいいか…
  • 不動産屋さんの賃貸革命11の本格導入が4Qである前提ですが、来期の営業利益率は大分戻るとは思う
    • 来期の営業利益は12億と予想(笑)

【決算分析】5590 ネットスターズ(2026年12月期 第1四半期決算)

企業概要

決済サービス会社。複数のキャッシュレス決済を1つのアプリで決済可能なマルチブランド対応の決済サービス「StarPay」(QRコード決済、電子マネー、クレジットカード)の提供。QRコード決済ブランドのカバレッジ数は国内最大級、日本で初めてQRコード決済を導入。「StarPay」は対面決済、オンライン決済(自動販売機、券売機、コインロッカー、アプリやゲーム課金)に対応。利用の対価として加盟店の決済額に応じた手数料を受領するモデル。その他、オンラインとオフラインを融合するDXソリューション(EC、越境EC、モバイルオーダー、予約システム、クーポン)、海外向けの通信サービスとインバウンドプロモーションサービスを提供。2015年WeChat Payを日本に導入。2019年伊藤忠商事と資本業務提携。2025年ゲーム市場向け決済ビジネスの子会社設立。主要取引先はPayPay、NTTドコモ。

業績から

  • 二桁増収な上で営業利益は黒字化を達成
    • 会社の計画対比で売上はマイナスなものの総利益以下はプラス
      • 売上は4%未達、営業利益は3.5倍。GPVに関しては3%程度未達

  • 重要指標のGPVは前年対比+17.6%と好調
    • ただし、前年度4Qと比較して大きく減っているため確認が必要か

    • GPVは+17.6%と伸びているものの、比較して決済関連のみの売上の伸びが7%程度と緩いのは気になる点

  • 端末販売の影響を受けたものの、売上総利益率は目標の70%を超えて72.7%を堅持。


指標値から

  • 今期PERは27.2倍とグロースとして考えると安いが、成長が維持できるかは注視が必要
  • 自己資本比率は19.9%とあいかわらず低めに見えるがだが預り金(決済代行で通り抜けるお金)の影響
    • 面倒なので計算はしないが、2025年度本決算時点での預かり金(決算代行時に頭の上を通るだけのお金)を抜いた自己資本比率は90%超え

チャートから

  • 700-1400円のボックスの底あたりだけど、下に突き抜けても今の相場なら驚かない…

その他コメント

  • 利益面も伸びてほしいけど、それ以上に売上(特にGPV)の伸びにこだわって欲しい

【決算分析】410A GMOコマース(2026年12月期第1四半期決算)

企業概要

店舗マーケティング支援会社。店舗のCX向上およびDX推進を支援するマーケティングプラットフォームの開発・提供、LINE公式アカウントやInstagramの導入・運用支援とコンサルティング。小売、飲食、アパレル、エンターテインメント業界の中小規模から大手チェーン店に至るまで、17000店舗の顧客基盤を有す。主要サービスはGMOマーケティングDX支援(集客ツール統合、店舗に最適なマーケティングツール導入・運用支援、店舗販促)、GMOマーケティングコネクト(統合型デジタルマーケティングプラットフォーム、マルチチャネル対応)、GMOおまかせ広告(広告運用代行サービス)。2025年AI搭載の店舗向けCXプラットフォーム「GMOマーケティングコネクト」をリリース。主要取引先はLINEヤフー。

業績から

  • 売上は+26%、営業利益も+21.6%と好調
    • ARR、顧客数も順調増。改革率も1.1%と低
      • ただし、解約率に関しては例年は2Q(4-6月)に上昇傾向
    • 業績的には社内計画を上回るペースとのこと


  • ストックが順調に積み上がり7四半期連続増収と好調。ARRも好調に積み上がり



指標値から

  • PERは15.6倍とぼちぼち
  • EV/EBITDAは6.3倍とまだまだ割安圏
  • 配当性向は65%で利回りは4.04%と高配当の領域

チャートから

  • 上場後の下落&アンソロピックショックのダブルパンチで大幅下落したものの、自社株買いで持ち直したように見えるが…

その他コメント

  • アップサイドによる上振れは期待したい

  • 顧客は有名どころのチェーン店が多々あり

  • 配当性向は65% or DOE8%とGMOインターネットへの手厚い還元…

【決算分析】9564 FCE (2026年9月期 第2四半期決算)

企業概要

教育研修グループ。DX推進(RPAソフト、ITツール、コンサル)、教育研修(学校・学習塾向け、HR分野/企業向けを対象に人材育成、教育研修、eラーニング、教育プログラム)、その他(出版)の事業。DX推進事業はRPAサービス「ロボパットDX」(使う人がカスタマイズできるパーソナルRPA)、DX推進のコンサルティング・サポートの提供。卸売業・小売業、製造業、士業、サービス業、不動産業を中心に1800社超に導入。教育研修事業は人材育成プラットフォーム「Smart Boarding」教育業界向け授業プログラム「7つの習慣」(世界的ベストセラーのビジネス書「7つの習慣」ベース)、eラーニング「Find!アクティブラーナー」、中高生向けビジネス手帳「フォーサイト手帳」開発等。リンクアンドモチベーション<2170>の持分法適用会社。2017年持株会社化、「ロボパットDX」リリース。2024年リンクアンドモチベーションと資本業務提携。2025年セイファート<9213>と業務提携、ジーニーと資本業務提携。

業績から

  • 2Qは二桁増収増益であるものの、1Qから利益増の勢いは減速気味
    • 上期より必要な投資を前倒し実行したためとのこと(年間通して平準化)
    • 稼ぎの肝のDXについて、売上が前年同期比+25.4%増となっているため過度な心配は不要か

  • DX推進事業の重要指標の導入社数については右肩上がりであるため特に心配は不要か
    • 1Q、2Q合わせて200社以上増加しているのでかなり好調と見て良さそう

  • smart Boarding事業も堅調

指標値から

  • PERは上方修正の影響で11.7倍と微成長企業程度の評価に
  • EV/EBITDAは7.2倍とぼちぼち
  • ROEは20%前後の水準を維持
  • 自己資本比率は73.5%と1Qからさらに2%程度改善
  • 配当性向は25%を宣言しており、今期の配当利回りは2.17%と株価は下がってもまだまだ低め
    • 成長企業と考えると特に問題なしだが、積み上がった現金をどうするのか?

チャートから

  • 決算を受けて株価が更に急降下したが、そもそもそこまでで大分下げていたんやが…
    • 業績の積み上がり&株価上昇をゆっくり待つしか

【決算分析】2429 ワールドホールディングス(2026年12月期 第1四半期決算)

企業概要

ワールドインテックを中核とする派遣型アウトソーシング会社、北九州市小倉本店。人材サービス(業務請負・人材派遣)として「ものづくり分野」(開発・製造)、「サービス分野」(物流・接客・販売)に提供。プロダクツHR、サービスHR、不動産、情報通信、農業公園の5事業。人材・教育ビジネスはファクトリー(製造・組立、検査・品質管理、物流・仕分・梱包)、テクノ(機械・電気設備・電子部品の設計・開発・保守)、R&D(研究開発・治験・調査)、セールス&マーケティング(販売員・オペレーター派遣)から構成。情報通信ビジネスは携帯ショップ運営・テレマーケティング(コールセンター)、不動産ビジネスはデベロップメント・マンション分譲・リノベーション・プロパティ管理業務を営む。2020年戸建住宅の豊栄建設を譲渡、東邦チタニウム<5727>と合弁会社設立。2022年人材派遣のディンプルを子会社化(J. フロント リテイリングから株式譲受)。2023年ヤマトHD<9064>と業務提携。2025年nmsホールディングス<2162>と資本業務提携。主要取引先はアマゾンジャパン。

業績から

  • 微増収ながらも二桁減益
    • 期初計画よりも好調に推移
      • 不動産ビジネスは引渡しが下期に集中するため1Qの営業利益は-10億
      • 人材教育ビジネスは絶好調で営業利益は前年同期比+32.6%


指標値から

  • PERは7.2倍で好業績の割には評価されていない
    • 人材&不動産関連なので評価は低め。実際に1Qは不動産ビジネスで-10億と不安定…
  • PBRも0.91倍と割安水準
  • 配当利回りは5.43%と超高配当
    • 12月一括配当のため9月以降に株価が上がりだす?
  • 自己資本比率は25.6%と低めだが、流動比率やネットD/Eレシオを見た感じは問題なさそう

チャートから

  • 2000円~3000円くらいでボックスだが、指標的には安いので底は堅そう

【決算分析】7030 スプリックス(2026年9月期 第2四半期決算)

企業概要

学習塾サービス会社。個別指導「森塾」(先生一人に生徒二人までの個別指導学習塾)を中心に、集団指導形式の学習塾「湘南ゼミナール」、映像授業と大学受験指導「河合塾マナビス」(フランチャイズ)運営。長岡(新潟)で操業、東京や埼玉を中心に個別指導学習塾「森塾」(249教室)、「湘南ゼミナール」(200教室)、「河合塾マナビス」(51教室、2025年9月)、自立学習「RED」、オンライン塾「そら塾」を運営。「森塾」は成績保証制度(定期テストで1科目20点以上成績が上がることを保証)に特色。その他、教育関連コンテンツサービスは教師向け学習塾用教材「フォレスタシリーズ」の開発・販売、検定サービス(国際基礎学力検定「TOFAS」、中国語検定「HSK」)など。2019年サイバーエージェント子会社とオンラインプログラミング学習サービス「キュレオ」を共同設立、明光ネットワークジャパン<4668>と業務提携。2020年プログラミング総合研究所を設立、湘南ゼミナールを子会社化(45億円)。

業績から

  • 1Qに引き続き、二桁増収&大幅増益
    • 森塾を筆頭に全セグメントが好調
    • 基礎学力事業は好調なものの利益貢献としてはまだまだ
      • その他事業では、そら塾や東京ダンスヴィレッジが増益に貢献


  • 例年の利益の傾向と今期の増益幅を勘案すると、通期の営業利益は35億前後?
    • 3Qが-1.5億程度、4Qが17億程度と試算

指標値から

  • PERは17.8倍とちょい割高には見える
    • 営業利益が35億程度になるのであればEPSは125円程度でPERは11.28倍と普通
  • EV/EBITDAは6.4倍とこちらはまだまだ割安
  • 配当は変わらずの38円なので配当利回りは2.70%と普通な感じ
    • 上方修正があれば増配はありそう

チャートから

  • 1300円前後から1400円台に復帰。
  • Will Fieldグループあたりがゆったりと買っている?

その他コメント

  • 基礎学力事業はゆっくりながらも順調には進んでいる模様
    • 利益貢献はまだまだ先になりそうだが…稼ぎ頭の塾が好調なのは救い