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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ざっくり分析】 3031 ラクーンホールディングス

企業概要

会員制eマーケットプレイス会社。企業間取引に特化、EC事業の卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」、クラウド型受発注ツール「COREC」、メーカーと工場のマッチング「SDファクトリー」が主力。「スーパーデリバリー」(会員数27万店舗、出店企業は約3100社)はアパレル・雑貨メーカー商品を全国の中小規模小売店・飲食店に販売する国内向けサービスと海外向けサービス「SD export」を提供。BtoBの受注・発注Webシステム「COREC」は5万社以上の実績。その他、フィナンシャル事業の決済代行サービス「Paid」、保証(売掛保証サービス「URIHO」、事業用家賃保証サービス「ラクーンレント」)を展開。2015年「スーパーデリバリー」による海外販売を開始、ロックオン(現イルグルム)<3690>と業務提携。2017年LIXILビバと「Paid」の決済スキームで業務提携、カンダホールディングス<9059>と越境EC国際輸送サービスで提携。2018年持株会社化。2019年アドウェイズ<2489>と包括業務提携、TAAS(機密文書処理サービス「e-Pod Digital」)と資本業務提携。

業績・財務の推移



  • 2015年頃に採算性の悪い事業を切り離して再出発した際に売上が大きく減少したがそこからは順調に増加
  • 売上と同じで営業利益も切り離し後は順調増
  • 利益率は直近は20%以上とかなり良い
  • コロナ渦で一瞬ROEが下がったもののROEは15%以上を維持しており好調

指標値


  • PERは36.4倍…
  • EV/EVITDAも20倍…
  • ROICは12.9%と問題ないもののちょっと物足りないか?

チャート

  • ECとのことなのでコロナ渦で株価は大爆発して…だいぶ戻る(笑)

定性分析

  • 会員制のeマーケットとのことでストック性はそこそこありそう
  • 販売しているものにもよるが、専門性が高ければスイッチングコストは高そうだが…
  • 参入障壁は多少高め
    • システムの構築は用意にはできないため
  • 利便性が高まれば参加する企業も増えるためネットワーク効果は多少はありそう
  • 低コスト(薄利多売)戦略
    • 固定費が大きいものの限界利益は高い。取引件数が増加すれば自然と利益が伸びる。
  • 利便性が高いのであれば今後も伸びるとは思われるが…