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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ざっくり分析】1450 田中建設工業

企業概要

解体工事専業の施工管理会社。建築構造物(商業施設・ビル、工場・倉庫、学校・病院施設、集合住宅、官公庁施設等)の解体工事と関連工事(土木工事、山留工事、基礎解体工事、杭抜き工事)の施工監理。顧客(ゼネコン、デベロッパー、一般法人)からの請負による解体工事監理(施工監理に特化、実際の工事は協力会社が施工)は現況調査、工法の提案、設計、施工計画、外注・資機材手配、施工監理、安全管理、原価管理、資金管理、行政対応、近隣対応等の業務全般。建替・再開発等の都市再生ビジネスへの関与、リサイクル品の開発・製造(廃材の再利用)を推進。主要取引先は長谷工コーポレーション、名古屋プロパティー特定目的会社

業績・財務の推移



  • 多少の減少をはさみつつ売上は伸びている模様
  • 売上と連動して営業利益も伸びている
  • 利益率は基本2桁であり、ここ数年は15%近くもある
  • ROEも基本15%以上であり資本効率も良い

指標値


  • 建設系のためかPERは10倍を切る水準
  • EV/EBITDAも5倍を切っており一般的には割安水域
  • ROICは17%以上であり効率は良い

チャート

  • 株価水準は直近は反転上昇中

定性分析

  • ストックはなし
  • スイッチングコストも低そうだが、信頼して解体の施工管理を任せられる企業がどのくらいあるか…
  • 参入障壁は低そうだが、事故等のリスクを考えるとそれなりにハードルは高そう
  • ネットワーク効果はなし
  • 解体工事のマーケットが大きく拡大することは無いだろうが、請け負える企業がどんどん減っていった結果売上が徐々に伸びる可能性はあるかも