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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【決算分析】5070 ドラフト(2024年12月期 第3四半期決算)

企業概要

建築設計デザイン会社。 インテリア・プロダクト・建築の設計デザインを軸に、オフィス・商業施設・都市開発・環境からプロダクト・ブランディングまで幅広い領域の企画デザイン・設計・施工。施工業務は、元請けとしてプロジェクトマネジメントとコンストラクションマネジメント。事業領域は内部空間(オフィスや商業施設)や共用空間(ビルディングエントランス、ロビー)から、ビル共用部のデザインを行う環境設計。リーディングプロジェクト(先端的なアイデアによる新しい分野への取り組み、街区全体をデザインする都市開発、老朽化したビルディングのリニューアルデザイン等)に取り組む。フィリピンの子会社は3Dイメージパースを製作。プロダクトデザインとしてオリジナルオフィス家具「201°(にひゃくいちど)」を制作。主要取引先は天特興産、PayPayカード、サンフロンティア不動産

業績から

  • 大幅増収で黒字転換
    • 年によって受注にばらつきがあるので素直に”素晴らしい"とまでは言えないけど…
  • 原価率は四半期単体で66%と2Qに続き良好な数字
  • 四半期では売上に対する販管費率は例年程度まで(売上に対して25%前後)減少
    • 1-3Qでの販管費率は1-2Qの影響でまだ少々高め
  • 通期の予想は2Qの情報修正の数字を据え置き
    • 利益をかなり稼ぐ必要があるが3Qにて販管費率が下がったため、売上が達成できるならいけそうな気もする

指標値から

  • 情報修正後のPERは11倍程度
  • PBRは1.84倍と普通な感じ

チャートから

  • ボトムをつけて復活の気配が
    • 株価の復活は来期に引き続き業績が成長すればか

定性的な面から

ポジティブ

  • たまたまな気もしているが1-3Qで売上が安定して推移
  • 販管費増となる要因が解消
    • 展示会への出展は毎年?

ネガティブ

  • 今期も4Qに利益が偏重しているため、クオータ毎にもう少し安定して利益を積み上げてほしい

その他

  • 来年も二桁増収増益ができるかが一つの注目点
  • デザインを担当した「兼松東京本社オフィス」が日経ニューオフィス賞にて「ニューオフィス推進賞<経済産業大臣賞>」を、SBID International Design Awards 2023にて「アジアの最優秀賞」を受賞
    • ”アジアの”ではあるものの、世界的にも評価を受ける