企業概要
不動産ITサービス会社、フリービットの子会社。マンション向けインターネットサービスのHomeIT事業(集合住宅向けISP、防犯・監視カメラ、不動産賃貸管理ソフト、ネットワークサービス)を展開。マンションデベロッパーや不動産管理会社等と提携、マンションのインターネット導入から利用・保守までのサポート、監視カメラ・VDRの販売保守、不動産賃貸管理ソフト販売など。集合住宅向けISPのサービス提供戸数は90万戸超。家電コントロール・スマートロックなどIoT分野に注力。その他、不動産事業(社宅管理代行サービス、VR住宅展示場)を営む。2013年システム開発事業をフリービットに譲渡。2017年ナーブ社(VR開発)・ユーエムイー社(IoTサービス)と資本業務提携、不動産仲介をベースにITを利用した不動産Tech業務に参入。2020年NECネッツエスアイ<1973>と集合住宅向けISPサービス「SPES」の販売を開始、イオンハウジング事業のフォーメンバーズを譲渡。主要取引先はD.U-NET、大東建託パートナーズ、大東建託。
業績から
- 二桁増収、二桁増益で1Qからかなり良い数字
- 営業利益は前年に続き+40%に迫る成長。純利益は昨年度特損があったため+66%となっているが実質的には営業利益と同じくらいの増益幅か
- 営業利益率は18.8%と昨年度から更に改善
- 原価率が昨年度より更に下がり、売上における販管比率も改善
- 不動産事業の「LIVINGTOWN みなとみらい」が費用先行しているので更なる改善余地があるということか…
- マンションISPは2023/3末より47365戸増と好調なスタート
- イニシャル売上増で1Qの業績に貢献
- 2Q以降もこの勢いで増えていくとは思わないけど例年通りの15万~16万戸増くらいの着地はしてくれると思っている
- 自己資本比率も2023/3末より4%以上改善
- 負債を順調に圧縮
定性的な面から
ポジティブ
- 相変わらず安定してランニング売上が順調に右肩上がり
- マンションISPの増加戸数が前年比で増加(昨年度の1Qは37790増)のためかイニシャル売上も増加
- 原価率が順調に改善されており、営業利益率が18.8%と四半期の過去最高水準(2019の4Qの20%が最高かな?)
ネガティブ
- 株主還元意識の不足が…
- 安定した収入があるにも関わらず還元が弱いのは流石に…
- イニシャル売上や利益は増加戸数次第で反動減もありそう
その他
- 業績については文句はないので、鞍替え(需給改善)と株主還元強化を…
- フリービットが親会社で支配力を発揮しているうちは無理かも(´・ω・`)