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企業概要
総合プリント基板メーカー。電子事業(プリント配線基板設計・製造・実装、意匠・機構部品加工、メカ・ユニット組立、海外/プリント基板供給・サービス)、工業材料事業(ガラス繊維用原料、耐火物)を展開。半導体製造装置・産業機器・インフラ・医療機器向けプリント基板のトップシェアメーカー。主力のプリント基板(5G対応、多段ビルドアップ基板、高周波・高密度・高放熱・大電流基板)は開発支援(設計・試作)から国内・海外量産、基板・実装・筺体・組立に至るまでの内製によりフルサポート。多品種少ロット基板の自社生産と「超短納期」実現により事業拡大。国内は長野・福島・茨城・神奈川・大阪、海外はタイに工場を持ち、プリント基板のグローバル供給体制を確立。次世代基板への取り組み(5Gに向けた基板設計・製造・部品実装、高周波・低伝送損失基板、ADAS/ミリ波レーダーシステム・LiDARカメラモジュール、ワイヤレス給電システム、高速充電用基板)に注力。子会社昭和KDEは工業材料の製造・販売。2010年昭和KDEを完全子会社化。2017年業務用ランドリー機器メーカーのTOSEIに資本参加。
業績・財務の推移
- 15年ほど前に不採算?事業を切り離して売上は大きく減少したが、それ以降は徐々に伸びつつここまできている
- 営業利益は売上とはことなり順調に伸びている
- 価格転化がうまくいったのか、昨年度は利益が前年度の倍に…
- 利益率は徐々に改善して今年度は9%に迫る勢い
- 9%が一時的かどうか不明だが確実に利益が出せる企業にはなってきている模様
- 利益が出せるようになった子に伴いROEも改善しており直近は15%を超えている
- 直近の3Q(単体)は二桁増収ながら減益に
- 昨年度の好調の反動減?
従業員数と一人あたりの売上の推移
- 従業員数は2018をピークに一旦減少したが2020(コロナ渦)から再度増加に転じている
- 採算が低い工場等を閉鎖してコストをスリム化した?
- 営業利益率が倍になった理由はこのあたり?
- 採算が低い工場等を閉鎖してコストをスリム化した?
- 一人当たりの売上は基本増加傾向で稼げる集団に。利益も基本は増加傾向。
指標値
- 今期は利益が前年度比で減益傾向なためPERは6.0倍と評価されない状況に
- PBRは1倍を切っており資産バリュー
- EV/EVITDAは4.4倍と割安
- ROICは10.40%と物足りない感じはする
還元
- 配当性向は22.6%は増配の余地はありそう
- 配当利回りは4.02%と高配当と呼んでよい水準
チャート
- 500円程度が底な感じで横ばい
定性分析
- ストック性はどちらとも言えない
- 技術力が高ければ依頼せざるを得なく、電子機器を作るのであれば基盤は必須でリピートも必須
- スイッチングコストはそこそこ高そう
- 技術力次第だが、他社で顧客を満足させる製品が準備できなければスイッチングコストは高いと言っていい
- 参入障壁は高め
- プリント基板自体はアナログ的な技術の塊であるため、簡単に見えて参入はわりと困難とみる
- プリント基板への参入よりこれの代替品が出てくるほうが怖いか
- プリント基板自体はアナログ的な技術の塊であるため、簡単に見えて参入はわりと困難とみる
- ネットワーク効果はない
- 低コスト(薄利多売)戦略
- IoTの世の中では基盤が必要なる危機が増えることを意味するため、需要(マーケット)自体は増加する気がする
- 技術による付加価値をつけられるかは一つポイント
企業名
6881 キョウデン
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