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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ざっくり分析(謎かけ)】光学機器関連企業

※最初に企業名を知りたい場合は「企業名」に飛んでください

企業概要

レーザ光学機器メーカー。光ソリューション会社として光学研磨・薄膜技術を中核に、「OptoSigma」ブランドの光学素子/薄膜製品、光学基本機器製品、自動応用製品、レーザ加工機・システムの開発・生産。レーザ用要素部品からFPD・半導体分野向けのユニット製品まで開発・設計・製造に取り組む。顧客層は光産業・レーザ関連技術分野における基礎研究・開発研究・応用研究機関(180施設)や企業(1200社)、共同研究により最先端の技術を製品開発に応用(多品種の光学要素部品の規格品を冊子・ウェブカタログで販売)。製品はスマートフォン半導体関連(レーザ加工機・対物レンズ)、通信・車・センシング関連(生産設備用光学ユニット、ファイバー/導波路用自動調芯装置)、防衛・航空宇宙関連 (地磁気センサー、耐放射線レンズ、光学素子)、メディカル関連(医療用レーザシステム・光学システム)、国家PJ&研究機関関連(ナノステージシステム)。パーツからユニット(干渉計、電源、オプティカルユニット、モーションコントロール)へ、ユニットからアプリケーションシステム(レーザプロセシングシステム、調芯・溶接)へと付加価値の高い製品へのシフトを推進。筆頭株主浜松ホトニクス

業績・財務の推移


  • 売上はアベノミクス(2014年)あたりから徐々に右肩上がり
  • 営業利益もアベノミクス前をボトムに拡大中
    • コロナ渦で一度下がったものの急回復
  • 専門性が高いこともあり現在は利益率あ15%近くまで改善
  • ROEは10%前後とやや物足りなさはあり
  • 直近の3Q(単体)は二桁増収ながらも減益
    • 前2年がかなり良かったのはある

従業員数と一人あたりの売上の推移


  • 従業員数もアベノミクス開始から徐々に増加
  • コロナ渦で一時的に低下したものの一人当たりの売上、利益は高いところに

指標値


  • PERは9.6倍とシクリカル銘柄的な評価
  • PBRは0.73倍と資産バリューでもあり
  • EV/EVITDAは5.3倍とこちらも割安と言っていい水準
  • ROICは6.69%と物足りない

還元

  • 配当性向は24.2%ともうちょいほしいが…
  • 配当利回りは2.49%と普通な感じ

チャート

  • 長期的なボックス圏と考えると真ん中あたりに

定性分析

  • ストック性は低い
  • スイッチングコストは高め
    • 専門性が高そうなので代替品の選択肢は少なそう
  • 参入障壁は高め
    • 技術的な参入障壁は高そう
  • ネットワーク効果はなし
  • 高付加価値(量より質)戦略
  • 自動運転やIoTの加速によりこの企業が関わる製品は増加しそうだと思うものの、それとここの売上や利益が連動して増加していくかは不明
    • 必要な技術であるため一定以上の売上や利益は確保できるとは考えるが…

企業名

7713 シグマ光機
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