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企業概要
歯科器材メーカー。歯科医院・歯科技工所向けの歯科材料(人工歯類/陶歯・レジン歯、研削材類、金属類、化工品類、セメント類、機械器具類)、ホームケア製品、矯正製品の製造・販売。主要製品は人工歯(陶歯・レジン歯、年間約3600万歯/生産量は世界トップクラス)・陶材、歯科用研削・研磨材(国内トップシェア)、歯科用金属、歯科用セメント、歯科用樹脂製品等の歯科材料や歯科用機器など。口腔衛生(オーラルケア)分野の製品開発と海外推進に注力。新しい歯科治療のコンセプト「MiCD」(審美歯科治療)の普及をオフィシャルパートナーとして促進。その他、歯科技術を活かしたネイルケア製品・材料、工業用研磨材の製造・販売。三井化学<4183>の持分法適用会社。2009年三井化学と資本・業務提携。2015年人工歯メーカーの独Merz Dental社を買収。2020年三井化学・サンメディカルと資本業務提携強化。
業績・財務の推移
- 売上はコロナの影響か2021年は多少減少したものの基本的には緩やかな右肩上がり
- 資材価格の高騰?でうまく価格添加できたのか営業利益は売上以上に大きく伸びる
- コロナ渦前は10%に届かない程度だった営業利益率がここ2年は10%を超える営業利益率に
- ROEは改善しつつあるもののこちらは10%をまだ超えていない
- 直近の3Q(単体)は二桁増収で営業利益は微増益。ただし純利益は二桁減益。
従業員数と一人あたりの売上の推移
- 従業員数はコロナ渦も含めて緩やかに右肩上がり
- 一人当たりの売上は横ばいだが利益に関しては右肩上がりに
指標値
- PERは10倍前後とやや割安?
- PBRは資産効率があまり良くないこともあり1倍前後
- EV/EVITDAは7.4倍程度と普通?
- ROICは6.33%ともう少し頑張ってほしい
還元
- 配当性向は27.2%とまだまだ頑張れるはず
- 配当利回りは1,84%と高配当な銘柄も多い現状では物足りない感じ
チャート
- 業績の良化にともない株価は右肩上がりに
定性分析
- ストック性はあまりなし
- スイッチングコストはやや高め
- 医療系の材料は品質がより厳しいため通常の製品よりスイッチングコストはやや高めかと
- 参入障壁は高め
- ネットワーク効果はなし
- 高付加価値(量より質)戦略
- 販売数が出てほしいとは思うが、基本は高品質で価格を維持する感じか
- 日本人向けより海外や海外の富裕層向けの需要は今後拡大するかもしれないので、その流れに乗っていけるか?
企業名
7979 松風
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