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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ざっくり分析】 4220 リケンテクノス

企業概要

中間素材の化学メーカー、(旧)理研ビニル工業。押出成形や射出成型に使用されるコンパウンド製品(樹脂に添加剤を混合した複合材料、塩化ビニルコンパウンド、熱可塑性エラストマー、高機能コンパウンド)が主力。次いでフィルム(窓ガラス用・表面化粧用・合板ラミネート用フイルム)、食品包材(一般家庭用・業務用ラップ「リケンラップ」/塩化ビニルラップのパイオニア、自動包装機用ラップ)を製造・販売。トランスポーテーション(自動車用電装・成型部材、2輪車用部材)、デイリーライフ&ヘルスケア(医療用、食品包材)、エレクトロニクス(電力・通信・自動車周辺インフラ、光学フィルム)、ビルディング&コンストラクション(インテリア、住宅・建築資材)の4セグメント。塩化ビニルコンパウンド、業務用塩化ビニルラップ、内装用装飾シート、医療用血液回路チューブは国内トップクラス。自動車市場向け製品(ワイヤーハーネスの被覆材料、エラストマー)、ファッション分野向け新素材「アクトレザー」、抗ウイルスフィルム「リケガード」に注力。2017年スマホ保護用の高強度透明シートを開発。2019年コニカミノルタから自動車窓ガラス用遮熱フィルム事業を譲受。

業績・財務の推移



  • 売上は微妙に伸びてはいるが…
  • 営業利益も着実に伸びてはいます
  • 利益率は6%前後で推移
  • ROEは5~6%で推移しており正直物足りない
  • 直近の1Qでは二桁増収なもの利益は横ばい

指標値


  • PERは7.7倍と割安に見えるが…
  • PBRも0.51倍と1倍割れ
  • EV/EVITDAも2.1倍と割安
  • ROICは6.51%とこちらももう少し頑張ってほしい

還元

  • 配当性向は30.4%と上場企業の平均的な数字
  • 配当利回りは4.72%と高配当といって良いかな

チャート

  • ボックス圏から抜けるために好業績が必要か…

定性分析

  • ストック性はなし
  • スイッチングコストは低い?
    • 化学製品なので専門性は高いだろうが…
  • 参入障壁は高め
  • ネットワーク効果は低い
  • 高付加価値(量より質)戦略