企業概要
高機能フィルムメーカー。製膜・積層・塗布技術を中核に、光学シート(光拡散フィルム、高機能光学フィルム)、機能製品(包装資材/防湿紙・防錆紙、産業資材/工程紙・カスタム品・農業資材)の製造・販売。光拡散シートは液晶ディスプレイのバックライトユニットで利用、集光フィルムの保護フィルム等の特殊な光学フィルムの構成部材。主力商品は光拡散フィルム「オパルス」(バックライトユニット構成部材、ライトから出る光を拡散するフィルム)、複合拡散板「オパスキ」。機能製品は特定の機能(防湿性・耐熱性・耐久性)を付加した産業用包装資材、産業用工程紙、農業資材、クリーンエネルギー資材、インフラ関連資材等。光学シート(複合拡散フィルム、個体認証フィルム、HDR化対応/ハイダイナミックレンジ化)、クリーンエネルギー資材(燃料電池用特殊フィルム)、医療・衛生関連資材創出を推進。2021年トヨタ自動車の新型「MIRAI」に高機能フィルム部材が採用。2022年超軽量屋根補修材「KYOZIN」発売。主要取引先は瑞儀光電股分有限公司、雲軒国際有限公司。
業績・財務の推移
- 売上についてはコロナ前は停滞気味だったが、コロナ明けの2021から急激に伸びる
- 営業利益も同様の傾向だが売上より更に伸び率が大きい
- 利益率は5%前後から一気に伸びて今期は20%超える水準に
- ROEは2020年度で12%まで悪化したものの、2021からの利益の伸びに伴い今期は25%まで改善
- 直近の3Q(単体)の業績は増収大幅増益
指標値
- PERは6.3倍と激安
- この評価を考えると業績は一時的なのか…
- EV/EVITDAは5.8倍とぼちぼちの安さ
- ROICは11.97%と思いの外?高くはない
還元
- 配当性向は8.6%と低く、成長へ資金を回してる?
- 配当利回りは0.83%とこちらも低く配当は期待薄
チャート
- 高値から半値八掛け…
定性分析
- ストック性はあまりなさそう
- スイッチングコストも低そう
- 同性能の製品はないのかもしれなけど…
- 参入障壁は高め
- 高機能製品であるため簡単に参入はできないと思われ
- ネットワーク効果ない
- 高付加価値(量より質)戦略
- ここ2年の成長が今後も続くかだが…鈍化しても成長が続くなら投資するには良い企業だと思う