企業概要
清涼飲料メーカー。低価格を武器に自社ブランド「LDC」のミネラルウォーター、茶系飲料(緑茶、麦茶、烏龍茶等)、炭酸飲料、茶葉製品(リーフ)の製造・販売。少品種大量生産、調達から販売までの内製化、工場の全国展開(岩手県〜宮崎県、9カ所)により供給量の確保と低価格での製品提供。総合スーパー、食品スーパー、ディスカウントストア、ドラッグストアに対してPB商品として、「LDC」ブランド商品として供給。主要取引先はイオントップバリュ。
業績・財務の推移
- 順調に伸びてはいるものの徐々に成長性は鈍化
- 直近の増収は一桁
- 営業利益も順調に伸びているが、こちらも徐々に成長は鈍化
- 規模の経済の効果か営業利益率は数年前の2.5%程度から今期は9.5%へ改善
- ROEは流石に悪化しているがまだ25%程度はある
- このままだと悪化の傾向は続きそうだが…
指標値
- PERは15.4倍とそこそこの評価
- EV/EVITDAも9.4倍と安くはない
- ROICは18.45%と効率は悪くない
チャート
- 右肩上がり
定性分析
- ストック性はかなり小さい
- すぐにこの量をプライベートブランドで準備はできないとは思うが…
- スイッチングコストは小さい
- 参入障壁は小さい
- 特に大手の飲料メーカーなら同等の勝負はできるかもしれない
- ネットワーク効果はなし
- 戦略としては低コスト(薄利多売)戦略
- 規模の経済と種類の絞り込み効果を活かしつつ、イオン以外のプライベートブランドもどんどん喰っていけるか?
- あらゆるものが高くなっているこのご時世でどこまで低コスト戦略で戦えるか?