企業概要
衛生薬品メーカー。殺虫剤(蚊取り器、ハエ・蚊用・ゴキブリ用殺虫剤、虫よけ剤、害虫対策製品)、家庭用品(衣類防虫剤、除湿剤、除菌剤)、園芸用品(害虫用殺虫・殺菌剤、肥料)、防疫剤の製造・販売。主力商品はワンプッシュ式の次世代蚊取り「おすだけベープ」、液体電気蚊取り「ベープリキッド」、「どこでもベープ 」「蚊とり線香」など。海外展開は東南アジア市場(売上約40%)への事業基盤強化に注力。家庭用消臭芳香剤・衣類防虫剤のエステー<4951>・洗剤・柔軟剤のNSファーファ・ジャパンと資本業務提携(3社連合協業、製品開発、販路開拓、サプライチェーン構築、海外・生産受託)。主要取引先はPaltac。
指標面から
- PERは11.9倍、EV/EBITDAは6.6.倍とぼちぼちの安さ
- 利益率は一旦悪化したものの、ここ数年で改善の傾向
- ROEは2019、2020は一時的に悪化したものの、基本10%以上を維持
業績から
Y on Y
- 売上と利益は高水準に位置している
- 2019/3と2020/3で一時的に売上、利益が悪化。2021/3と2022/3(予想)ではそれ以前の水準に改善。
- 天候不順と為替の影響を受ける模様
Q on Q
- 2021/1 - 2020/3(4Q)では前年度比で業績は弱い
- 今年度もこの影響が続くのか?(企業予想では今年度も弱め)
チャートから
- 株価の位置的にはどっちに動いてもおかしくはないか
- ボックス相場なら1000円強を底と考えておくとよいか
定性的な面から
ポジティブ
- 日本(というか世界)の温暖化進行
- 国内の殺虫剤市場の拡大
- アジア各国の経済が成長し、生活により快適性を求める
- アジアで一定以上のシェアを持ち、虫と戦ってきた実績やノウハウを持つこの企業には追い風
- 人間にできるだけ害を与えず虫だけを駆除する…思いの外ノウハウが必要
ネガティブ
- 天候や為替に影響を受けることが分かっている
- 国内シェアは3位と圧倒的に強いわけでは無い
その他
- 商品としては「ベープ」という圧倒的な認知度のものを有する
- エステーと資本業務提携