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企業概要
通信計測機メーカー。移動体通信分野(携帯電話基地局)・固定通信分野における通信計測機「プロトコル・シュミレータ」、5G基地局のテスト・運用管理システム、ネットワーク監視・セキュリティ装置の供給。モバイルネットワークソリューション(基地局負荷試験機、通信計測機・保守管理機器の販売、テストサービス)、IPネットワークソリューション(ネットワーク監視装置「パケットキャプチャ」、ネットワークセキュリティ製品の販売)の2セグメント。通信事業者、通信機器メーカー向けに次世代通信インフラ構築のテストソリューションを提供。主要製品は5G向け基地局評価用テストソリューション機器「DuoSIM-5G」、LTEテスト機器。創業以来の「通信テスター開発」事業ドメインから「通信インフラ機器開発支援」へと事業拡張。5G対応Load Tester製品、パケットキャプチャーツール販売、DSS(Dynamic Spectrum Sharing)対応装置開発、6Gを視野に製品開発を推進。2018年滝沢開発センター完成。2019年5Gテストシステム「DuoSIM-5G」を開発。主要取引先はNTTドコモ、日本電気。
業績・財務の推移
- 5G関連の企業であるためここ数年は売上は右肩上がり
- 部品不足?が背景なのか、ここ2年ほどで利益が急増
- 利益率は2019年の2%台から昨年度の32%まで4年間で30%も改善
- 昔から製品の需給によって利益率が大きくブレる模様
- ROEは15%程度まで改善
- 直近の1Q(単体)は前年同期比で二桁増収ながら利益面はヨコヨコ
従業員数と一人あたりの売上の推移
- 従業員数は準著に右肩上がり
- ここ数年の売上・利益の改善とともに一人当たりの売上、利益は右肩上がりで上昇
- 売上に関しては直近は下がってはいる
指標値
- PERは8.3倍と業績の数字だけ見ると割安に見えるが…
- 過去の業績の推移を見ると、業績好調の今は割高かもしれない
- PBRは1.18倍と資産とトントン
- EV/EVITDAは2.5倍とかなり割安だがPERで記載した通りシクリカルだから…
- ROICは11.69%と業績好調だけど効率自体はそこまで良いわけでは…
還元
- 配当性向は16.9%と低め
- 配当利回りは2.07%とこちらも平凡な感あり
チャート
- チャート的には今回の好業績からの天井はいったんうってしまった感が…
定性分析
- ストック性は低い
- スイッチングコストはそこそこ高いかもしれない
- 必要があれば購入はしてもらえるてるように見えるので、高品質の製品なのかなと
- 参入障壁は高め
- 精度が求められる製品であれば品質の観点から高めかと
- ネットワーク効果はなし
- 高付加価値(量より質)戦略
- 製品は良さそうな感はあるものの、常に買われるものではないのと、投資が必要な時期に買われてその後閑散期に…みたいな感じがある
- 過去をみると好業績からの投資が控えられての業績の悪化がパターンだが
- 半導体装置メーカーみたいな感じ
企業名
6778 アルチザネットワーク
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