企業概要
グローバルネットリサーチ会社。世界21カ国50拠点ネットワークにより、オンラインを中心としたマーケティング、各種リサーチサービス、データ&インサイト、コンサルティング、ソリューションを提供。オンラインマーケティングに特化、国内オンラインマーケットリサーチの最大手。日本統括「日本及び韓国グループ」と海外統括「その他の海外」の2セグメント。「日本及び韓国グループ」は自動インターネット・リサーチ・システム「AIRs」を利用したオンライン・マーケティング・リサーチ(提供サービス「QuickMill」「OrderMill」等)、定性調査、データベース提供、デジタル・マーケティング等。海外グループはテクノロジーを活用したサービスを営む。2012年電通マクロミル設立。2015年日経リサーチと業務提携。2018年NECとAIを活用したマーケティングソリューションを共同開発。2019年マクロミル・コンソーシアムを設立。2020年韓国子会社がKOSDAQ市場に上場。主要取引先は電通グループ。
業績・財務の推移
- 売上はコロナで一旦落ち込むものの、コロナ後は再び増収傾向に
- 営業利益も売上と同様のコロナで落ち込みその後回復という傾向であるものの、利益額自体はコロナ前に戻ってはいない
- コロナ前の利益率は20%近くあったものの、コロナ後(直近)は10%ちょっとまで悪化している
- ROEについてもコロナ前は20%近くあったものの、直近は10%程度まで悪化している
- 直近の1Q(単体)は増収ながらも大幅減益
指標値
- PERは10倍と割安な気が
- 利益率が回復すれば確実に割安
- PBRも1.31倍と低めな気がする
- ROEが10%程度なのでそのへんも関係しているか
- EV/EVITDAは7.0倍と高くはない
- ROICは6.24%とちょっと物足りない
チャート
- 底値からの戻りが鈍い感じ
定性分析
- ストック性は低め
- スイッチングコストは低め
- 参入障壁は低い
- 認知されたり信頼性を得るまではそれなりに時間はかかりそうだが…
- ネットワーク効果はなし
- 高付加価値(量より質)戦略
- リサーチはデジタル社会が進む今後は更に重要となるとは思うが、収集分析がAIとの戦いなると少し厳しいか
- 人間にしかできない点を突き詰められるか