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みやびの館@株式投資

長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ざっくり分析】3850 NTTデータイントラマート

企業概要

ワークフローソフト開発会社。Webシステム基盤構築の業務改善プラットフォーム/パッケージミドルウェア「intra-mart」(ローコード開発&業務プロセスのデジタル化、業務アプリケーション)販売。関連ソフトの開発・販売・保守、導入支援・教育研修、コンサル等。NTTデータ社内ベンチャー制度で設立。「intra-mart」は統合型フレームワーク・システム基盤ミドルウェアとしての「IAP」と業務アプリケーション・クラウドサービスなど豊富なサービスメニューを持つ「intra-martアプリケーションシリーズ」(グループウェア、営業支援システム、文書管理システム等)から構成。ワークフロー製品市場において国内トップ(国内8900社超に導入実績、NEC日立グループと協力、200社超のパートナー企業)、海外実績は上海・香港・インドネシア等。AI基盤の実用化、SoE領域への展開を推進。NTTデータ<9613>の子会社。2015年マイナンバー対応の「intra-mart Accel Kaiden! マイナンバー」を提供。2018年セイノー情報サービスとパートナー契約、2018年フォーバルテレコム<9445>と代理店業務トータルソリューション「CollaboOne」を共同開発。2019年NTTドコモとの資本業務提携を解消。主要取引先は野村ホールディングスNTTデータ

業績・財務の推移



  • コロナ渦で売上が一時的に落ちたものの、コロナ渦後は順調増
  • 反面営業利益については安定せず、今期は大幅減益
  • 営業利益率はコロナ前に10%を超えたものの今期は5%まで悪化
    • 減益と利益率悪化は一時的なもの?
  • ROEは基本10%強で推移。今期は減益で7%程度まで悪化。
  • 直近2Q(単体)はわずかながら増収なものの利益面は減益

指標値


  • PERは26.1倍と高く見える
    • 減益が一時的ならば高くもないのか?
  • EV/EVITDAは2.9倍と激安
    • こちらは前年度の数字が使われている?
    • そもそもキャッシュリッチ企業ではある
  • ROICは12.94%とそれなりに良い

チャート

  • 今期の履歴悪化予想で売られて一旦底を打った感じに見えるが…

定性分析

  • パッケージソフトの提供でありストック性はある
  • この種のソフトは比較的多いためスイッチングコストは低め
    • ただし企業の規模が大きくなればなるほど変更は大変になるためスイッチングコストは上がると思われる
  • 参入障壁は低め
  • ネットワーク効果はあまりなし
  • 高付加価値(量より質)戦略
  • DX化の波に乗って今後もこの手のソフトは使用されると思われる。ただ、わりと多くの企業が既に導入している気もするため、マーケット自体が伸びるかはちょっとわからない。