みやびの館@株式投資(別館)

みやびの館@株式投資

長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ひとりブレスト】2695 くら寿司

企業概要

回転すし店チェーン。100円回転すし&四大添加物を一切使用しない「無添 くら寿司」を直営店方式で関西・関東地区を中心に店舗展開(国内467店舗、米国・台湾56店舗、2020年10月)。注文商品を高速レーンで届ける「くら注文レーン」、寿司キャップ「鮮度くん」、「寿司ロボット」導入、時間管理システムによる商品の鮮度管理、「スマホdeくら」などの企画商品や新システムを導入に特色。サイドメニューとして「プレミアホット珈琲」「うな丼」「海鮮丼」「天丼」「らーめん」「うどん」「スイーツ」などを開発。2014年待たずに食べられる時間指定予約システムを全店導入。2017年糖質抑制メニューを開始。2019年くらコーポレーションから商号変更。

指標面から

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  • 今期は赤字であるが、赤字前のROEは10%前後。年々資本効率は低下中。
  • 自己資本比率は50%を超えているため問題なし

→現金もしっかり保有しているためキャッシュフローも問題なさそう

業績から

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  • コロナの影響で2020/10期はギリギリ赤字。

→2020/8-10、2020/11-2021/1の2四半期は黒字化

  • コロナ前から利益率低下の傾向が見られたが最近少し持ち直し気味だった。競争激化の影響か?

チャートから

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  • コロナ前の水準を大きく超えて最高値に向けて上昇中…解せぬ

定性的な面から

競争力

  • 回転寿司チェーン大手の一角。知名度はバッチリ

→個人的にはスシローが好きだが…

  • 大手の中では一番新しいチャレンジングなことをするイメージ

マーケット

  • 外食の勝ち組、回転寿司のマーケットでもさすがにここから大きな拡大は厳しいか…
  • 海外展開の可能性があればまだまだマーケットは広がるが

その他

【ひとりブレスト】8410 セブン銀行

企業概要

ATMサービス中心のネット銀行、セブン&アイ・ホールディングスの子会社。原則24時間365日利用のATMサービス、インターネットバンキング、決済口座サービス(預金、送金、ローンサービス等)を営む。セブン-イレブンイトーヨーカドーの店舗を中心に空港・駅・金融機関店舗等にATMを設置(610社以上の金融機関と提携、国内最多のATMネットワーク/25000台以上)を確立。海外は米セブンイレブン店舗に8400台設置。基幹システムはユニシスの「BANKSTAR」を導入。2015年米セブンイレブンとATM設置契約。2019年メタップス<6172>と資本業務提携。

指標面から

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  • ROEは10%前後だが悪化傾向に。利益の悪化が続くと今後もっと下がるかも…
  • 自己資本比率は18.7%と低く見えるが金融系と考えるとむしろ高い?
  • 配当利回りが4.1%で高配当

業績から

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  • 売上は右肩上がりだったが、増税を期に底から徐々に右肩下がり

→四半期業績として2019/10を期に減少に転じている

  • 経常利益率も徐々に下がる傾向だがまだ25%程度はある
  • コロナにより建設のセグメントの売上・利益は急減したが、不動産(管理やサブリース)の売上・利益の増加傾向は変わらず

→建設については受注残も含めてなお厳しい状況

チャートから

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  • 一旦底をつけて回復中

定性的な面から

競争力

  • 日本全国にあるセブンイレブンの中に鎮座するATMを管理。立地としては一等地を確保。
  • 全国に存在するATM台数は25215台と圧倒的な数で人口カバー率も高い

セブンイレブンというコンビニと共に拡大したことが利点に

マーケット

  • キャッシュレスが広がる中、コンビニに寄ったついでに現金を下ろすというニーズはかなり減っている
  • 海外展開をして自らの領域を拡大中

その他

  • 金融機関等の事務受託を拡大中(提携金融機関等数は612社)
  • 本業ということもあり、開発に多大なお金がかかる新型のATM(セブンは今第4世代に入れ替え中)を開発する力がある
  • ATMに新たな存在価値を付加できるか?

【ひとりブレスト】 1878 大東建託

企業概要

貸経営受託システム(賃貸建物の提案、貸建物建築、保守管理、土地活用コンサル)、賃貸建物建設、不動産管理運営代行・入居者斡旋などを営む。管理する賃貸戸数は業界トップ(約120万件)。ネットによるアパート・マンションの賃貸物件サイト「いい部屋ネット」運営による賃貸ビジネスと連携。傘下にハウスコム<3275>(子会社)、ソラスト<6197>(持分法適用会社)を持つ。2013年「敷金ゼロ&定額クリーニング費」によるオーナー・入居者の負担軽減サービスを開始。2015年ソラストと資本業務提携契約。2017年新しい防犯ブランド「DK SELECTセキュリティ」の導入開始。2019年ソラスト<6197>とサービス付き高齢者向け住宅で協業。2020年資産運用型マンション開発のインヴァランス社を子会社化。

指標面から

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  • EV/EBITDAは7.8倍と高くもないが特に割安とも思えない水準
  • ROEはおおよそ30%程度であり、非常に資本効率が良い
  • 自己資本比率は32.5%と可もなく不可もなく
  • 配当利回りが3.5%を超えており高配当に入りそう

業績から

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  • 売上は徐々に徐々に伸びてきていたがコロナにより減少に転じる

→利益面についても同様の傾向

  • 営業利益率は8%前後。
  • コロナにより建設のセグメントの売上・利益は急減したが、不動産(管理やサブリース)の売上・利益の増加傾向は変わらず

→建設については受注残も含めてなお厳しい状況

チャートから

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  • 一旦底をつけて回復中

定性的な面から

競争力

  • 業界最大手。ネームバリューに商品の開発力、品質はそれなりに高いと想像する。
  • 仲介・管理にて管理物件の空室率が2%程度なのは素直に凄い

マーケット

  • かぼちゃの馬車(シェアハウス)から始まった投資不動産への逆風は今も
  • 銀行の融資が厳しくなっているため規模は縮小傾向か?

その他

  • ネットで見てると評判は悪い

→悪い声は大きく聞こえるのでほんとうの意味でどのくらい不評なのかは不明

  • 強引な営業はなんか想像できるけど、賃貸不動産系の中では実は比較的しっかりしている部類なんじゃないかとか思ったり、思わなかったり…

→まあ、大東建託を使った大家さんが軒並み儲かってないならあかんけど

【ひとりブレスト】 3134 Hamee

企業概要

Eコマースサポート会社。コマース事業(モバイルアクセサリーの企画・デザインとネット販売・卸売、海外販売)、プラットフォーム事業(ネット通販サポート、複数ネットショップ一元管理、運営代行)を展開。コマース事業ではスマートフォン・携帯電話向けアクセサリー等の雑貨商品を企画・仕入(ディズニーやスターウォーズキャラクラーを取扱う、主力商品はオリジナル「iFaceシリーズ」)、インターネット販売や大手雑貨量販店・大手家電量販店等への卸販売。プラットフォーム事業はEC事業者向けに、ネットショップ運営に必要なバックオフィス業務を一元管理できるクラウドASPサービス「ネクストエンジン」を開発・提供(契約数4000社)、海外展開を推進(eBay用自動連携アプリ開発)。2016年ラクス<3923>、デジタルスタジオ(越境EC支援連携)、ジェネレーションパス<3195>と業務提携。2019年IoT事業に参入(音声メッセージロボット「Hamic BEAR」を発売。2020年ロジザード<4391>の在庫管理システムと完全自動連携。

指標面から

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  • EV/EBITDAは10.9倍と成長株と考えれば妥当水準
  • ROEはここ数年は一貫して20%を超えており非常に良い
  • 自己資本比率は60%程度あり全く問題なし

業績から

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  • 売上はここ数年はおおよそ10%前後の伸びを続ける
  • 営業利益は5年前ほどから二桁になり、ここ数年は15%前後までに
  • 利益も確実に右肩上がり

チャートから

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  • ボラ少し激しめだが右肩上がり

定性的な面から

競争力

  • ECのバックオフィス業務を一元管理するネクストエンジンは契約数も多い(4000社)ためそれなりのシェアを持っているのでは?と推測する
  • ネクストエンジンは自社での使用によりブラッシュアップされたものであるため、実際の業務で使いやすいものになっていると考えられる
  • iFaceシリーズはiphone用のスマホケースのブランドとしては一般に幅広く認知されている

マーケット

  • コロナによりECのマーケットの拡大速度が加速
  • グローバル化により複数のEC店舗の管理の必要性は拡大するのでは?
  • スマホケースについては海外展開ができれば拡大の余地もあるが…

その他

  • コロナによりEC化の速度が速まったためかネクストエンジンの契約数は順調そう

【ひとりブレスト】 3843 フリービット

企業概要

インターネットインフラ会社。インフラテック(ISPMVNO向け事業支援、クラウド)、不動産テック(集合住宅向け接続、仲介)、アドテク(広告配信)の各事業。最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせて独自のネットワークサービスを展開。主要子会社はドリーム・トレイン・インターネット(インターネットプロバイダ、MVNO)、フルスピード<2159>(ネットマーケティング・アドテクノロジーマーケティングサービス)、ギガプライズ<3830>(マンション向けインターネットサービス)。2014年セキュアヴェイル<3042>と共同でセキュリティーサービス開始。2016年東燃ゼネラル石油(現ENEOS)と業務提携(「フリービットでんき」を提供)、クラウド事業で富士ソフトと業務提携。2019年アルプスアルパインと業務提携(ブロックチェーン技術を活用した「デジタルキー」で共同開発、CASE・Mass領域で業務提携)、トーンモバイル(カルチュア・コンビニエンス・クラブとの合弁会社)の全株取得。2020年ヘルステック業・エドテック業の子会社を譲渡。主要取引先はD.U-NET。

指標面から

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→フリービットの半分はギガプライズ時価総額で出来ている(違う

  • 利益はあまり出ないのでPER的にはだいたい割高にみえる

業績から

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  • 売上は基本右肩上がり。営業利益も多少ぶれながらも右肩上がり。純利益は赤字がちょくちょく…

→減損等を定期的に実施?

  • 現在の営業利益率は4%を超えるくらい。ただ利益より投資を優先している可能性もあり本来からこの水準かは不明。
  • 現金はどんどん貯まっている。現在は現金が170億くらい。

→ストックで一度契約した後は時間とともに現金が積み上がっていく事業も多い

チャートから

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  • ここ数年は利益があまり出ていないこともありヨコヨコ

定性的な面から

競争力

  • 手を広げ過ぎでいまいちよくわからないが、この手を広げるやり方が強み?

マーケット

  • インターネットインフラを中心に色々手掛けているのでマーケット的には拡大しているものも多い

→フリービット的にも手を広げているのでマーケットは拡大

その他

【ひとりブレスト】 3674 オークファン

企業概要

オークションサイト運営会社。在庫価値ソリューション事業(オークション・ショッピングの商品や価格情報の比較・検索・分析サイト「aucfan」運営)、商品流通プラットフォーム事業(卸モール)を展開。在庫価値ソリューション事業はネットショッピング・オークションの相場・統計価格比較サイト「aucfan.com」、在庫価値・診断サービス「zaicoban」、複数ネットショップ管理の一元化「タテンポガイド」等を提供。商品流通プラットフォーム事業はマーケットプレイス「NETSEA」(BtoB卸売り・仕入れプラットフォーム、買い手・売り手事業者をマッチング)、BtoCの寄付型ショッピングサイト「Otameshi」を運営。リアル店舗のデータを取得しO2O支援事業を拡大。2014年ヤフーと連携、「ヤフオク!」出品者育成サービス「オークション出品塾・大学」を開始。2015年DeNAから「NETSEA」を買収(BtoB市場に参入)。2016年セキド<9878>と業務提携。2017年オンラインショッピングの「ネットプライス」をBEENOSから譲受。2020年在庫管理SaaS「zaicoban」をリリース、イーベイ・ジャパンと業務提携。主要取引先はSBI証券GMOペイメントゲートウェイ

指標面から

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  • 営業利益率は10%前後まで改善。過去に40%程度あったのは利益率の高い事業だけをやっていたからか…

→利益”額”をとるために新たな分野に手を出したと思われる

  • ROEは割とブレがあり10%前後

業績から

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  • 売上は右肩上がり、営業利益は先行投資?で落ち込んだもののその結果が花開いて最高益を更新中

チャートから

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  • コロナで株価のピークをつけて今は一旦落ち着いている状態

定性的な面から

競争力

  • 多くのデータを持ち、それをAIで活用

マーケット

  • リサイクル品を使用する心理的ハードルは下がっている気がしているため、まだまだマーケットは広がる?
  • 取扱製品を拡充中

その他

【ひとりブレスト】 3991 ウォンテッドリー

企業概要

ビジネスSNS会社。転職・就職のビジネスパーソン向けビジネスSNSWantedlyシリーズ」(会社訪問マッチングサービスと管理ツール、名刺管理)の企画・開発・運営。個人ユーザー(20代〜30代中心)は270万人超、企業ユーザーは3万6千社超、創業直後のスタートアップ企業や中小企業が中心。主力サービスは転職・就職・インターン希望者向け会社訪問マッチングサービス「Wantedly Visit」、名刺管理アプリ「Wantedly People」。ビジネス向けサービスの「エンゲージメント」に注力。2018年電通<4324>と業務提携(ビジネスパーソン向けのソリューション共同開発)。2020年ビジネスチャット「Wantedly Chat」終了、チームマネジメントツール「Pulse」提供開始。

指標面から

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業績から

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  • 今期は減収大幅減益予想。コロナの影響?
  • 特殊要因がなければ15%程度の営業利益率は確保できるビジネスモデルか
  • 基本的には投資CFがほとんど必要ないためキャッシュがたまる構造

チャートから

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  • 今期業績がよろしくないため株価は沈んでいる

定性的な面から

競争力

  • 個人ユーザ数、企業ユーザ数は右肩上がり
  • ネームバリューはありそうだが…

マーケット

  • SNSをビジネスに活用する流れは今後も続きそう
  • 従来はアナログだったサービスをDXに置き換えていく流れも続きそう(クラウド化も)

その他

  • 名前はよく聞く