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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ひとりブレスト】 1878 大東建託

企業概要

貸経営受託システム(賃貸建物の提案、貸建物建築、保守管理、土地活用コンサル)、賃貸建物建設、不動産管理運営代行・入居者斡旋などを営む。管理する賃貸戸数は業界トップ(約120万件)。ネットによるアパート・マンションの賃貸物件サイト「いい部屋ネット」運営による賃貸ビジネスと連携。傘下にハウスコム<3275>(子会社)、ソラスト<6197>(持分法適用会社)を持つ。2013年「敷金ゼロ&定額クリーニング費」によるオーナー・入居者の負担軽減サービスを開始。2015年ソラストと資本業務提携契約。2017年新しい防犯ブランド「DK SELECTセキュリティ」の導入開始。2019年ソラスト<6197>とサービス付き高齢者向け住宅で協業。2020年資産運用型マンション開発のインヴァランス社を子会社化。

指標面から

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  • EV/EBITDAは7.8倍と高くもないが特に割安とも思えない水準
  • ROEはおおよそ30%程度であり、非常に資本効率が良い
  • 自己資本比率は32.5%と可もなく不可もなく
  • 配当利回りが3.5%を超えており高配当に入りそう

業績から

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  • 売上は徐々に徐々に伸びてきていたがコロナにより減少に転じる

→利益面についても同様の傾向

  • 営業利益率は8%前後。
  • コロナにより建設のセグメントの売上・利益は急減したが、不動産(管理やサブリース)の売上・利益の増加傾向は変わらず

→建設については受注残も含めてなお厳しい状況

チャートから

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  • 一旦底をつけて回復中

定性的な面から

競争力

  • 業界最大手。ネームバリューに商品の開発力、品質はそれなりに高いと想像する。
  • 仲介・管理にて管理物件の空室率が2%程度なのは素直に凄い

マーケット

  • かぼちゃの馬車(シェアハウス)から始まった投資不動産への逆風は今も
  • 銀行の融資が厳しくなっているため規模は縮小傾向か?

その他

  • ネットで見てると評判は悪い

→悪い声は大きく聞こえるのでほんとうの意味でどのくらい不評なのかは不明

  • 強引な営業はなんか想像できるけど、賃貸不動産系の中では実は比較的しっかりしている部類なんじゃないかとか思ったり、思わなかったり…

→まあ、大東建託を使った大家さんが軒並み儲かってないならあかんけど