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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ひとりブレスト】8410 セブン銀行

企業概要

ATMサービス中心のネット銀行、セブン&アイ・ホールディングスの子会社。原則24時間365日利用のATMサービス、インターネットバンキング、決済口座サービス(預金、送金、ローンサービス等)を営む。セブン-イレブンイトーヨーカドーの店舗を中心に空港・駅・金融機関店舗等にATMを設置(610社以上の金融機関と提携、国内最多のATMネットワーク/25000台以上)を確立。海外は米セブンイレブン店舗に8400台設置。基幹システムはユニシスの「BANKSTAR」を導入。2015年米セブンイレブンとATM設置契約。2019年メタップス<6172>と資本業務提携。

指標面から

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  • ROEは10%前後だが悪化傾向に。利益の悪化が続くと今後もっと下がるかも…
  • 自己資本比率は18.7%と低く見えるが金融系と考えるとむしろ高い?
  • 配当利回りが4.1%で高配当

業績から

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  • 売上は右肩上がりだったが、増税を期に底から徐々に右肩下がり

→四半期業績として2019/10を期に減少に転じている

  • 経常利益率も徐々に下がる傾向だがまだ25%程度はある
  • コロナにより建設のセグメントの売上・利益は急減したが、不動産(管理やサブリース)の売上・利益の増加傾向は変わらず

→建設については受注残も含めてなお厳しい状況

チャートから

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  • 一旦底をつけて回復中

定性的な面から

競争力

  • 日本全国にあるセブンイレブンの中に鎮座するATMを管理。立地としては一等地を確保。
  • 全国に存在するATM台数は25215台と圧倒的な数で人口カバー率も高い

セブンイレブンというコンビニと共に拡大したことが利点に

マーケット

  • キャッシュレスが広がる中、コンビニに寄ったついでに現金を下ろすというニーズはかなり減っている
  • 海外展開をして自らの領域を拡大中

その他

  • 金融機関等の事務受託を拡大中(提携金融機関等数は612社)
  • 本業ということもあり、開発に多大なお金がかかる新型のATM(セブンは今第4世代に入れ替え中)を開発する力がある
  • ATMに新たな存在価値を付加できるか?