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企業概要
印刷パッケージメーカー。グラビア印刷・包装加工技術を基盤に、スーパー・コンビニ向け食品包装容器・包装資材・素材への加工(グラビア印刷、コーティング加工、ラミネート加工、成型加工)による製品供給。成型容器のフィルム印刷・シート印刷は国内トップ。食品関連(フィルム、シート、容器)、IT・工業材関連(フィルム、部材、コーティング加工)、生活資材関連(シート)、建材関連(紙印刷品)、医療・医薬関連(印刷品)製品を供給。印刷加工はグラビア印刷(極薄フィルム〜厚物シート印刷)を軸にデザイン・プランニングから印刷後の最終仕上げまで(印刷・ラミネート加工・スリット・成型加工)をラインアップ。新素材開発と加工技術開発への取り組み、中本オリジナル製品(Nブランド)、薄肉剛性容器・透明耐熱PET容器・超高耐熱PET容器・ヒートシールPETの開発に注力。2020年三国紙工を子会社化。主要取引先はエフピコ。
業績・財務の推移
- コロナで追い風もあったのか売上は順調増
- 営業利益は2022年をピークにここ2年は減益傾向
- 利益率も営業利益のピークの2022年に6%まで改善したものの、今年度は4%程度まで悪化
- ROEは良くて10%で8%前後をうろうろ
- 直近の4Q(単体)は前年同期比で微増収ながら二桁の大幅減益
従業員数と一人あたりの売上の推移
- 従業員数は2021年度をピークに減少傾向
- HPを見た感じだと2023年度もわずかに前年度から減少してるっぽい
- 授業員の減少に反して一人当たりの売上、利益は増加
- 不採算事業等の整理をした?
指標値
- PERは10.2倍とぼちぼち
- 減益企業として考えるとむしろ割高?
- PBRは1倍を割れており資産バリュー
- EV/EVITDAは4.9倍とぼちぼち
- ROICは4.97%と効率に難あり
還元
- 配当性向は39.4%と結構出してくれている印象
- 配当利回りは3.95%と高配当と言って良い部類
チャート
- チャートは長期的に見ても煮詰まりつつある
定性分析
- ストック性はややあり
- 製品が販売され続ける限り基本は仕事が入ってくる
- スイッチングコストはやや高?
- 印刷の技術的な難易度にもよる。クオリティ重視ならなおさらにスイッチングコストは高くなるが…
- 参入障壁はやや高い
- こちらも工場や技術の観点から参入障壁はそれなりに高いと判断
- ネットワーク効果はあまりない
- 別の依頼を含めて大量に頼めば規模の経済で安くなるので多少は効くかもと…
- 低コスト(薄利多売)戦略
- 世の中の環境意識の高さからラベル自体がない製品も出てきつつあるものの、基本目をつけられるためにパッケージは重要かなと
- 海外に進出できればよいが、国内だけだとジリ貧かもしれない
企業名
7811 中本パックス
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