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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【決算分析】3134 Hamee(2023年4月期 第3四半期決算)

企業概要

Eコマース支援&アクセサリー販売会社。コマース事業(モバイルアクセサリーの企画・デザインとネット販売・卸売)、プラットフォーム事業(ネット通販支援、複数ネットショップ一元管理、運営代行)を展開。コマース事業はモバイルライフ(スマートフォン)向けアクセサリー(主力商品はオリジナル「iFaceシリーズ」)、ゲーミングアクセサリー(モニター「Pixio」)、コスメティクス製品の企画・仕入と販売(ECモールサイト販売、自社ネット販売、大手雑貨量販店・大手家電量販店等への卸販売)。プラットフォーム事業はEC事業者向けに、ネットショップ運営に必要なバックオフィス業務を一元管理できるクラウドASPサービス「ネクストエンジン」を開発・提供(契約数5500社)、海外展開を推進(eBay用自動連携アプリ開発)。2016年ラクス<3923>、デジタルスタジオ(越境EC支援連携)、ジェネレーションパス<3195>と業務提携。2019年IoT事業に参入(音声メッセージロボット「Hamic BEAR」を発売。2020年ロジザード<4391>の在庫管理システムと完全自動連携。2021年Brandit(ファッション業界向けDX推進)と資本業務提携。2022年プラットフォーム事業を分割&子会社化。

業績から

  • 3Qは売上も微減で、利益については二桁減
    • 利益については2Qより減少幅は縮小
    • 利益については下方修正後の通期業績予想を超えてきた
  • 3Q単体では利益率はそれなりに戻っている模様
  • 去年の新型iPhone商戦が好調だったこともありモバイルライフの反動減が痛い
  • ゲーミングはそれなりに好調。コスメはこれから立ち上がるか要注視
  • ネクストエンジンについては利用店舗数は順調に増加
    • ただし増加速度についてはある程度落ち着いてきた?

指標値から

  • PERの見た目は高いが、昨年度程度の利益であればPERは9倍程度
    • 来期もコスメの先行投資は続くようなのでPERでは素直に測れないかも
  • EV/EBITDAは4.0倍と去年の利益水準で計算したら割安ではある

チャートから

  • 利益が急減したのでコロナ禍のレベルの水準まで下げている。
    • 一旦の底はこのあたりかなと

定性的な面から

ポジティブ

  • ストックビジネスネクストエンジンについては順調に売上・利益を上積み中
    • 規模としてどのくらいまでいけるかは謎
    • 追加機能等でアップセルが狙えるなら尚良しだが

ネガティブ

  • モバイルの売上は一時的な減少なら良いが…
    • 国内についてはこれ以上の拡大余地は少なそう

その他

  • コスメについては競合が多いため、自分たちの得意とするターゲットにうまくアピールできるか
    • iFaceを使用している層にリーチして取り込めるか?
  • ゲーミングについても競合は多そうなので今のところ大きく伸びるといった感じでもないが…