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長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【決算分析】 6089 ウィルグループ(2022年3月期 第1四半期決算)

企業概要

人材支援サービスグループ。セールス(販売支援スタッフ派遣・請負)、コールセンター(オペレーター派遣・請負)、ファクトリー(軽作業スタッフ派遣、製造・検査・梱包請負)のアウトソーシング業務を営む。サービスブランドを「WILLOF」に統一。中核会社のウィルオブ・ワークはモバイル端末販売や通信会社向けコールセンター、ウィルオブ・ファクトリーは食品製造業に特化したサービスを提供。ハイブリッド派遣(常駐正社員と派遣スタッフをチームに派遣、常駐正社員が就業管理や現場管理をサポート)に特長。医療・介護分野における介護士派遣・紹介事業や技術者派遣、スタートアップ人材支援を推進。海外はASEANオセアニア地域で人材派遣・人材紹介などの人材サービス事業を展開。2018年東北地方中心に建設技術者派遣のC4社を買収(34億円)。2020年子会社のフォースタートアップス<7089>がマザーズへ上場。

業績から

  • 増収増益であったものの、海外景気持ち直しと為替の影響からWORK事業の数字が上振れ
  • 国内Workについては売上は横ばいで減益。ただし、もともと期初予想では中間・期末利益ともに減益予想となっていたため想定通りの動きか
  • 国内Work事業の一部分野の業績回復は鈍い

指標値から

チャートから

  • ボックス圏で移動中

定性的な面から

ポジティブ

  • 海外は景気回復の流れでそれに伴い業績も回復傾向
  • 国内の景気が微妙と言われている状態でも安定した業績を堅持
  • 子会社でマザーズ上場のフォースタートアップスについては業績好調

ネガティブ

  • 他の人材系の企業と比較すると業績の回復が弱い印象(悪くは無いのだが…)
    • 国内WORK事業の領域別業績予想の修正版ではコールセンターとスタートアップ支援以外の売上はわずかながら減少

  • コロナの収束が見通せずインバウンド事業(ビザマネやEMPORT等)は引き続き厳しい状況が続く

その他

  • 中期経営計画(2023/3が最終年)に向けて先行投資の年
  • 期首予想に対して総還元性向が30%という業績が伸びても配当が増えない方針…(その分業績が悪化しても減らないのですが)