企業概要
橋梁メーカー、国内最大手。鋼構造物(橋梁・建築環境)の設計・製作・現場施工・保全を主業務に、エンジニアリング関連(システム建築、土木構造物)、先端技術(精密機器/高精度フレーム製造)の各事業。明石海峡大橋(世界最大の吊橋)、横浜ベイブリッジ、レインボーブリッジ、香港ストーンカッターズ橋やベトナム鉄道橋に代表される大プロジェクト実績を持つ橋梁業界のリーディングカンパニー。「社会インフラ整備」の新設橋梁建設・保全事業を推進。エンジニアリング関連は「yess建築」により工場・倉庫・店舗・スポーツ施設などのシステム建築分野で業界トップ。先端技術事業は精密機器製造として大型高精密構造体フレーム製品(架台)の開発・設計・製造・販売。横河ブリッジ、横河システム建築、横河NSエンジニアリング、楢崎製作所等を子会社に持つ。2007年持株会社化。2009年住友金属工業(現日本製鉄)と橋梁事業の合弁会社(横河住金ブリッジ、子会社化)設立。2015年横河ブリッジと横河工事が合併(持株会社化)。主要取引先は高速道路会社、国土交通省、地方自治体。
業績から
- 売上は微減であったものの、橋梁事業、エンジニアリング関係事業の儲けが増えて大幅増益
- 将来の売上に影響する受注高については前年度と比較し15.7%減と少し苦戦中
- 営業利益率は1Qは11%であり、通期としても10%前後と高い
チャートから
- 徐々に下値を切り上げつつ2000円前後をうろうろ
- チャート的には高めにあるが、指標的にも割高感はない
定性的な面から
ポジティブ
- 国内最大手の橋梁メーカーで、波はあるものの今後も仕事はあるものと推測される
- 技術力はありそうなので、今後は海外に拡大の活路をみいだせるか?
ネガティブ
- 実際の工事をする人員や資材の不足がボトルネックになって、受注が受けたくてもある程度以上は増やせない可能性も
- 国がインフラの維持をどこまで頑張るか…(長期的には重要度が低い箇所は切り捨てられていくのでは?)