企業概要
飲食店運営、(旧)ダイヤモンドダイニング。東京を中心に神奈川・千葉・大阪でマルチブランド「1店舗1コンセプト」を核に飲食店を運営(406店舗、2020年8月)。立地条件に応じた多様な業態開発、居抜き物件を活用した低コストの出店が特長。主力ブランドは土佐料理専門店「わらやき屋」、やきとり「今井屋本店」、ラウンジ&バー「GLASS DANCE」。その他、アミューズメント施設「BAGUS」(ビリヤード・ダーツ・複合カフェ、カプセルホテル等)を運営(56施設)。傘下にゼットン<3057>、エスエルディー<3223>を子会社に持つ。2011年バグースを買収(アミューズメント事業に進出)。海外は2016年ハワイ(ハワイウェディング事業)に進出。2016年ゼットン<3057>と資本業務提携(2017年連結子会社化)。2017年商業芸術(80店舗超)を子会社化、エスエルディーと資本業務提携、カプセルホテルを開業。2019年エスエルディーを子会社化。2020年デリバリー専門のゴーストレストラン業を開始。
業績から
- ヤバい…という一言しか言えない…
→債務超過におちいった上、流動比率も50%台(こちらのほうがヤバい)と目先のキャッシュも足りない
- 利益でなく売上が前年度比-60%は衝撃的な数字。利益はよくあっても売上でこの数字はあまり見ない
→固定費(店舗は固定費)もそれなりに高い業態であるため相当きついのでは?(固定費は売上減っても基本減らせないコスト…)
- 流動比率が50%台と今後のキャッシュやりくりをどうするのか…
→借り入れの返却分(長期、短期併せて100億程度)を全て借り換えにすればとりあえず今年のキャッシュはなんとか…
チャートから
- 当然のことながら倒産を織り込んだ株価にはなっておらず
- 飲食も業績が悪いけど戻ってるものと戻ってないもので完全に二分されている状況
定性的な面から
ポジティブ
- そこそこ良い業態は色々あるので一部売却はできるか…
→このコロナ禍で居酒屋業態を他社が欲しがるかはあるが
ネガティブ
- 国策銘柄が国からの追い風なら、今ここは完全に「逆」国策銘柄…
- コロナ後に居酒屋業界の売上がもとに戻るかというと、それは無い気がする…
その他
- 金融機関からお金を調達できるかが生き残るかの鍵か…金策ができれば生き残れるのでそこがポイント