みやびの館@株式投資(別館)

みやびの館@株式投資

長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ひとりブレスト】 3221 ヨシックス

企業概要

居酒屋チェーン「や台やグループ」。関東・中部・関西・山陽・四国・九州エリアで本格職人にぎりずし居酒屋「や台ずし」、全品280円均一価格居酒屋「ニパチ」を運営。その他、お好み焼き・鉄板焼き居酒屋「や台や」、串カツ居酒屋「これや」、鮮魚刺身と鶏黒炭焼「せんと」のブランド。「元気を持って帰ってもらう店なんやで」を基本理念に1人あたり2000円〜3000円の価格設定、27都府県で店舗展開(総店舗数323店舗、2020年9月)。2016年四国進出。

指標面から

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  • コロナの影響をもろに受ける居酒屋業態のため今年度は赤字が続くため一部指標は計算不能状態

→コロナの影響がなかった一昨年のEPSで考えればPERは15倍程度。ROEも25%と非常に高かった。

  • 自己資本比率は72.1%と盤石
  • 3Qの時点での現金保有は75億…絶対に潰れない(少なくとも3年くらい現金の入りがなくても耐えられるレベル)

業績から

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  • 売上、利益ともに右肩上がりできたが、コロナの影響で急落(今年度は業績予想が出てないので表示されず)

→コロナ後に再度右肩上がりの流れを作れるか

  • 飲食業態にも関わらず営業利益率は10%オーバを維持していた強い収益体質(コストコトロールは居酒屋業態の中では抜群)

→アフターコロナの居酒屋業界の中では残存者利益を享受できるのでは?

  • 4半期ごとの売上・利益は今年度の1Qを底に回復傾向。ただし、それでも利益面は赤字…

チャートから

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  • コロナの影響で急落をして、底から回復中(アフターコロナの世界を見据え始めた)

定性的な面から

競争力

  • 自社で建築ができ、固定費のコストコトロールが上手いためコスパ良く営業できる。
  • 利益が出せる商圏人口は他の居酒屋業態より少なくてもOKなので他のチェーン店が進出できない地域にも進出可能。

マーケット

  • コロナ渦の影響で居酒屋(夜の飲食)マーケットの縮小は避けられないか。

→コミュニケーションの場ではあるので完全になくなることはない

その他

  • 既存の飲食で力強く生き残るであろう企業の1社