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みやびの館@株式投資

長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ひとりブレスト】 3641 パピレス

企業概要

電子書籍販売サービス会社。電子書籍の販売(国内670社超の出版社から電子書籍を収集、ネットワーク経由で端末利用者に配信)、提携店を通じた電子書籍販売、電子書籍投稿&編集プラットフォーム運営を営む。電子書籍(小説、趣味・実用書、ビジネス書、コミック、写真集等)販売のプラットフォーム/電子書店・レンタル「Renta!」を運営。アメリカ・中国・台湾・韓国など各国のキャリアや電子書籍サイトと提携、漫画コンテンツを提供。スマートフォンに最適化した「タテコミ」制作を強化。2012年電子書籍投稿サイト「upppi」開設。2013年複合カフェ運営のランシステム<3326>と提携。2015年「Yahoo!ブックストア」運営のGYAO合弁会社設立。2016年電子書籍配信サイト「犬耳書店」オープン。2018年インフォコム<4348>と資本業務提携、独自のオリジナルレーベルとして「Rentaコミックス」を開始。2020年「電子書店パピレス」「犬耳書店」を「Renta!」に統合。

指標面から

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  • 最近のROEは13%-20%くらいをフラフラしている。資本効率は良い。

→業績(利益)にブレがあるためROEにもブレが出ている

  • EV/EBITDAは4.6倍と非常に割安感が高い
  • 自己資本比率は50%を超えており問題なし

業績から

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  • 売上は順調に伸びているが利益の伸びには多少ばらつきがある
  • 投資CFをほとんど使用しないためフリーCF(現金)が積み上がる
  • 3Qの時点で経常は通期予想の98%と通期上方修正はほぼ確実な気が…
  • 売上・利益についてhは1-3Q単独でも全て前年比プラス。4Qもその傾向が続くと思われる。
  • 営業利益率は6-10%と思いの外高くない

チャートから

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  • きっちり右肩下がり

定性的な面から

強み

  • インフォコムと業務提携をしており、規模的には最大?
  • 海外展開のノウハウがたまりつつある?

マーケット

  • 学校の教科書もこれからデジタル化が進むため、デジタルのマーケットは拡大するのでは
  • 各企業毎に独自のプラットフォームやファイル形式を使用している?ため共通化が進むのか。その時の勝者は…
  • 日本のオタクコンテンツ(漫画)は競争力が高いため海外展開をすることでマーケットを圧倒的に拡大できるかも

海賊版対策、海賊版にないプラス要素の付加が必要か

その他

  • 海外展開推しなのはよくわかったが、それを達成するための大きな戦略はいまいち不明(細かい箇所はなんとなくわかったが)
  • インフォコムと組んで電子書籍関連企業として大手となっているいるここは更に大きくなっていく可能性は高そう
  • 成長機会は大きそうなのに割安放置。何かあるのか?