みやびの館@株式投資(別館)

みやびの館@株式投資

長期投資のための(てきとう)企業・業績分析を垂れ流すブログ

【ひとりブレスト】 3087 ドトール・日レスホールディングス

企業概要

日本トップクラスの外食グループ。日本最大級のコーヒーチェーン「ドトールコーヒーショップ」「エクセルシオール」「星乃珈琲」、パスタ専門店「洋麺屋五右衛門」など国内2038店舗(2020年8月)。 「白ドトール」による店舗リニューアル、「星乃珈琲」「OSLO COFFEE」の店舗拡大、統合新会社D&Nカフェレストランによる新店舗開発、海外店舗拡大などに注力。2007年日本レストランシステムドトールコーヒー持株会社として設立。2016年プレミアムコーヒー&ティーの「神乃珈琲」営業開始。2017年中国におけるドトールコーヒーショップの事業展開で小南国社(香港)と合弁会社設立。

指標面から

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  • 赤字の今期は算出不能だが、昨年度の業績まで戻ると仮定すると…あれ?昨年度の短信が見つからない

四季報から原価償却費を拾ってきて計算したらEV/EBITDAは3倍くらいですね

  • 自己資本比率は驚異の80%。現金も300億オーバーを保有しており潤沢。
  • こちらも赤字前の昨年度の数字でROEは6%程度。効率は良くない。

業績から

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  • コロナ前から売上と利益は伸び悩み気味ではあり、コロナで売上と利益が一気に縮小した

→伸び悩んでいたが大きく悪化するようなことはなかった。コロナ後はどうなるか?

  • 現金の積み上げ方はエグい
  • 営業利益率は8%前後と飲食店系統としては悪くない。
  • 2020年の3-5月(1Q)をボトムに売上・利益ともに回復傾向にはある。ただし利益はまだまだ心もとない

→財務がエグいので等分潰れることはないが

チャートから

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  • コロナより株価も壊滅したが、業績より先に株価は復活の兆し

定性的な面から

競争力

  • ドトールは店舗数は多いので使いやすいは使いやすい

→フルサービスやスタバと比べるとリラックスはできないかな

  • 星乃珈琲はフルサービスタイプの少し高級路線。雰囲気は良いけどコメダと比べると勢いがない感じも…

マーケット

  • カフェマーケットはわりと飽和気味な気も。ただ、これが縮小する気配もないからこのままヨコヨコ?

その他

  • 星乃珈琲でドトールバリューカードが使えないのがダメ(´・ω・`)
  • なぜHPでIR情報へ飛ぼうとしたらNot Foundになるんや…(´・ω・`)

→となると去年以前のデータはどこにあるんや…

【ひとりブレスト】 7649 スギホールディングス

企業概要

大手ドラッグストア「スギ薬局」を中核とする持株会社。中部・近畿地方を中心に処方箋対応の調剤併設型ドラッグストア「スギ薬局」「ジャパン」を運営(1340店舗、2020年8月)。地域医療対応型ドラッグストアとしての在宅医療業務・健康相談・訪問介護訪問看護ステーション」を提供。ヘルスケア商品・ビューティケア商品・ホームケア商品のカウンセリング、医療総合情報システムに注力。2013年ジャパンと会社統合。2017年西尾市大府市常滑市と包括連携協定を締結。2018年医師向け情報サービスのメドピア<6095>と資本業務提携。

指標面から

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  • EV/EBITDAは12倍とゲンキーと比べるとやや高か
  • 自己資本比率は60%程度で十分
  • ROEは10%強を維持しつつ

業績から

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  • 売上は確実に右肩上がりに。利益もおおよそ順調に右肩上がりを続ける
  • 営業利益率は5%前後を維持。トータルヘルスケアへ進んでる割には低めの気も…
  • 足元はコロナの追い風?により至極順調な業績

チャートから

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  • 見事な右肩上がり

定性的な面から

競争力

  • ゲンキーとは異なる「地域医療対応型」という付加価値をつけつつ進化

マーケット

  • トータルヘルスケアへの進化をしてマーケットを拡大中。高齢者社会は進んでいくのでそのマーケット自体も拡大するか?

その他

  • 地元のドラッグストアが知らない間にさらなる進化を

【ひとりブレスト】9267 Genky DrugStores

企業概要

ドラッグストアチェーン、福井県坂井市本社。福井・石川・岐阜・愛知県で郊外型メガドラッグストア(薬・化粧品・食品・生鮮食品・家庭用品・雑貨・酒)・300坪タイプの「ゲンキー」をチェーン展開。「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに、店舗数308(メガドラッグストア89店・レギュラータイプ219店、2020年12月、福井県岐阜県トップ、石川県2位)。主力業態の「メガドラッグストア」は売場面積150〜900坪。岐阜県への店舗拡大によるシェアアップ、プライベートブランド「G-Price」に注力。2017年生鮮食品導入を開始。2019年業界初の自社プロセスセンター稼働。

指標面から

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  • EV/EBITDAは8倍と高くもなく安くもなく

→成長性を考えると割安か

  • 自己資本比率は33%と可もなく不可もなく…といいつつちょい低めかな
  • ROEは利益率の改善が効いて直近は15%まで改善

業績から

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  • 売上・利益ともに絶好調

→新規店舗だけでなく、既存店の売上も前年比プラスで業績好調に寄与

  • 利益率も改善傾向

チャートから

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  • コロナで上がり、調整してからの出直し中

定性的な面から

競争力

  • 圧倒的な安さ

マーケット

  • 食品系比率が高いのでコンビニやスーパーマーケットのマーケットに突っ込んでそこら辺と競争に

その他

  • 店舗の構成がもうスーパーマーケットと大差がない…

【ひとりブレスト】 4689 Zホールディングス

企業概要

ヤフー、LINEを中核とするソフトバンクグループの持株会社。日本最大級のポータルサイトYahoo! JAPAN」、メッセンジャー・プラットフォーム「LINE」を運営。コマース事業(Eコマース、O2O、決済・金融)、メディア事業(広告)を展開。広告販売(検索連動型広告・ディスプレイ広告)、eコマース関連サービス「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」「ZOZOTOWN」、コンテンツ(GAME、LINE PLAY、マンガ、データベース検索)提供、決済金融(「PayPay」「LINE Pay」「Yahoo! ウォレット」、ファイナンス・カード)など。「マルチビッグデータドリブンカンパニー」としてパーソナライゼーション、スマートフォン・スマートパッド・テレビ・カーナビ等へのポータルサービス拡張に注力。傘下にヤフー、LINE、バリューコマース<2491>、アスクル<2678>、一休、イーブックイニシアティブジャパン<3658>、ZOZO<3092>、ジャパンネット銀行、PayPay、Zフィナンシャルなどを持つ。2018年スマホ決済サービス「PayPay」をソフトバンクと設立。2019年ZOZO<3092>を子会社化、ヤフーから商号変更(持株会社化)、LINEと2021年経営統合

指標面から

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  • EV/EBITDAは7倍とIT企業としては割安?
  • 自己資本比率は20%と低め
  • ROEは利益の低下に伴い10%前後まで悪化

業績から

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  • 利益率は10年前は50%ほどあったのだが、最近は15%まで低下…まあそれでもかなり高いけど。
  • 売上は一貫して右肩上がり、利益は2016年から右肩下がりだが最近利益の低下にも歯止めが…

→利益面はM&Aの影響が大きいか?

チャートから

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  • コロナにより注目されて直近に急騰

定性的な面から

競争力

  • 圧倒的なネームバリュー。ヤフー(元)を知らない人はほとんどいないのでは?
  • ソフトバンクグループがバックにいるためどっしりと事業ができる

→逆にソフトバンクの影響を受けやすいとも言う

  • 昔から事業に対して圧倒的な早さがある

マーケット

  • ECやIT系の色々な事業を手掛けているのでマーケット自体はまだまだあると思われる

→むしろ自分たちで切り開いていく勢い

その他

  • 色々なIT企業を飲み込みつつ(売上は)巨大化してきた

【ひとりブレスト】 4718 早稲田アカデミー

企業概要

進学熟・学習塾の運営、業界5位。東京を中心に首都圏(神奈川・埼玉・千葉・茨城県の)で小学生・中学生・高校生を対象とする進学塾「早稲田アカデミー」を直営方式で150校舎以上展開。その他、傘下の医系予備校「野田クルゼ」や小中進学塾「水戸アカデミー」、進学塾「QUARD」を持つ。四谷大塚・明光ネットワークと提携。超難関高校への合格実績は国内トップクラス、低学年での英語教育・教員向け研修事業に注力。2010年明光ネットワークジャパン<4668>と資本業務提携、「早稲田アカデミー個別進学館」を共同運営。2015年水戸アカデミーを完全子会社化。2018年千葉の集学舎を完全子会社化。筆頭株主はナガセ<9733>。

指標面から

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  • EV/EBITDAは8倍と高くはない
  • 自己資本比率は50%を超えており問題なし
  • ROEは通常時は10%前後を維持

業績から

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  • 売上はコロナ渦でも右肩上がり。利益はコロナ渦の対応でコストが増えたのか減収。
  • 利益率は通常時から5%前後と高くはない

チャートから

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  • 最近はヨコヨコ

定性的な面から

競争力

  • 早慶高、御三家の合格実績はきっちりと右肩上がり(中経の資料の中から)

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マーケット

  • 塾業界のマーケットは今後も横ばいか。
  • ギガスクールによって教育分野にDXの波が本格的に到来するか

※明光の時と同様

その他

  • (ちび)まる子が通う塾…

【ひとりブレスト】 4668 明光ネットワークジャパン

企業概要

大手学習塾会社、小学生・中学生・高校生の個別指導塾「明光義塾」の直営&フランチャイズ運営(全国47都道府県に1862教室、業界トップクラスの在籍生徒数約10万人、2020年8月)。個別指導塾のパイオニアとして全国47都道府県のネットワークを確立。「分かる」「話す」「身につく」の明光式コーチング、学習記録システム「明光eポ」に特色。その他、子会社が「明光サッカースクール」「早稲田アカデミー個別進学館」「早稲田EDU日本語学校」・予備校「東京医進学院」など複数のブランドを運営。2008年学研ホールディングスと資本業務提携。2009年予備校事業に進出。2010年早稲田アカデミー<4718>と資本業務提携(「早稲田アカデミー個別進学館」を共同運営)。2011年語学学習のアルクと業務提携。2014年早稲田EDUを子会社化。2019年個別指導塾のスプリックス<7030>と業務提携。

指標面から

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  • 業績が悪いので指標面は芳しくないです
  • 自己資本比率は70%近くあり赤字が続いたとしても等分は問題ない水準

業績から

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  • ここ数年は売上は頭打ちに。利益は右肩下がりに急降下。
  • 直近の営業利益率は壊滅的

→5年前は10%、10年前は20%を超えていたため競争激化により利益率が一気に悪化したか

チャートから

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  • 業績の悪化とともにチャートも右肩下がり

定性的な面から

競争力

→しかしながら実績が伴わないと今は集客はなかなか難しいか

マーケット

  • 塾業界のマーケットは今後も横ばいか。
  • ギガスクールによって教育分野にDXの波が本格的に到来するか

その他

【ひとりブレスト】3563 スシローグローバルホールディングス

企業概要

回転すし店の大手チェーン。国内は「スシロー」ブランドにて直営方式による回転すし店(にぎり1皿100円〜300円、テイクアウト)、海外は韓国・台湾・香港で直営方式による回転すし店を展開。店舗数(全都道府県586、海外38、2020年9月)。セントラルキッチンを経由しない店内調理を実施、店内調理ノウハウを蓄積。機械化・IT化(自動皿洗浄機、自動案内、セルフレジ、自動音声応答のテイクアウト注文)、デリバリーサービスに注力。第2ブランドの寿司居酒屋「杉玉」出店を推進。前身のあきんどスシローはエーエスホールディングス(非上場)による完全子会社化に伴い2009年上場廃止、2017年再上場。2017年3社(神明、スシローグローバルホールディングス、元気寿司)間で資本業務提携(2019年経営統合中止、資本業務提携解消)。2018年大衆寿司居酒屋「杉玉」をオープン。2021年4月スシローグローバルホールディングスからFOOD & LIFE COMPANIESに商号変更、吉野家HD<9861>から寿司テイクアウトの京樽を譲受(完全子会社化)。

指標面から

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  • 指標面はかなりお高めな気が…
  • 自己資本比率は20%程度と割と攻めている印象。現金もそこまで多くはない。
  • ROEはブレがあるものの20%程度で資本効率は効率的

業績から

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  • 去年のコロナ第一波の時に影響はあったものの、それ以降はあまりコロナの影響を感じさせない業績

→2021の1Qは売上、利益ともの四半期最高に

  • 営業利益率は6%前後とそこまで高くはない

→外食の勝ち組ではあるが競争は激しいのでそこまで利益率は高くないか…

チャートから

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  • コロナなんかないような超絶チャート

定性的な面から

競争力

  • 回転寿司チェーンで最大手で一番知名度も高いと思われる
  • 多くの人がネタの美味しさは回転寿司チェーン大手の中で一番(個人的感想)
  • 規模の経済で良いネタを安く提供できる
  • AIと人の判断の融合でロス率も低いため廃棄コストも低い

マーケット

  • 外食の勝ち組、回転寿司のマーケットでもさすがにここから大きな拡大は厳しいか…
  • 海外展開の可能性があればまだまだマーケットは広がるが

その他

  • うまい株価を腹いっぱい